「お金」にも働いてもらう
お金は何のために稼ぐのでしょうか。 生活に困らないため? 生きていくために必要だから? それとも、裕福な暮らしをしたいため? なぜ、お金が必要なのでしょうか。
交換する「手段」を手にするため
私は、お金はモノと交換するための「手段」と捉えています。生きていくためには食べないといけません。ですので、お金と食料を交換します。情報を入手したいので、お金と携帯電話、パソコン等と交換します。安心して暮らす場所を手にするため、お金と住む家を交換します。
もちろん、お金はたくさんあった方がいいと思います。交換する幅が広がりますので。しかし、それ以上の意味はないと思っています。
「幸せ」とは?
「お金持ちは幸せだ」という思い込みがあると思います。もちろん、お金持ちで幸せな方はお見えですが、お金持ち全員が幸せかと言えば、それは違うと思います。
その一例が、宝くじでの高額当選だと思います。ある日突然、1億円を超える高額が当選したとします。あなたならどうしますか? 書籍「宝くじで1億円当たった人の末路」によると、まず家族・親族内でトラブルが発生するとのこと。高額が当たったので、その「おすそ分け」を要求されるのが典型例のようです。
さらに、生活水準が上がってしまうとのこと。いままで回転寿司で満足できていたのに、1万円のお寿司でも物足りなくなるとか、クルマ等の高額なものを購入してしまう等。人間の浪費はとどまるところを知らないようです!
もちろん、生活水準を上げてしまえば、それを元に戻すのは至難の業。しかし、お金は減っていく一方ですから、いずれ破綻を迎えます。
なぜ悲劇を迎える?
なぜ、このような悲劇を迎えるのでしょうか。宝くじを買う人は、高額当選を夢見て購入するわけですが、このような悲劇を望んでいる人はほとんどいないはずです。しかしながら、高額当選すると悲劇を迎える人は一定数いるようです。
私なりに考えたところ「多額のお金を受け入れるだけの器が準備できていないから」という結論に達しました。コップに水を入れ続けると、もちろん水は溢れ出ますよね。コップから溢れた水はコップでは保持できません。
コップから水を溢れさせないように、コップの水を飲みまくる、それは「浪費」に他なりません。そして、水が注がれなくなればコップの中の水を飲むことになり、最終的に水はなくなります。こうなってはどうしようもありません。
富裕層は「コップの水は飲まない」
では、富裕層と呼ばれる人たちはどうしているのでしょうか? この人達は絶対にコップの水は飲みません。コップから溢れた水だけを飲みます。
ですので、コップから水が溢れてもいいように、コップよりも大きな洗面器のような器を準備し、そこに水が貯まるようにします。お金で言うと、資産を増やして、その資産を運用することで得られる利益を使うわけです。資産には手を出しません。
「お金」にも働いてもらう
資産運用という言い方をすると、何か堅苦しくて難しいイメージがあります。しかし、「お金にも働いてもらう」だとどうでしょうか。自分も働き、そこで稼いだお金にも働いてもらう。そうすると、お金が増えるイメージが湧いてこないでしょうか。
ですので、まずはお金に働いてもらうには、生活を見直して質素にする必要があります。少しでも支出を削り、貯蓄に回すお金を作りましょう。
そして、お金に働いてもらう方法はいろいろありますが、毎月一定額を投資に回す方法がオススメです。以前投稿した記事を参考にしていただけるといいと思います。
たくさんのお金を扱えるように、自分の器を広げること、そしてコツコツと資産を増やすことが重要と考えます。継続は力なりです!
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