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お金がなくなる?!

今の世の中、紙幣だけでなく電子マネー、クレジットカード、ビットコイン等の仮想通貨で買い物が可能になっています。

いずれも「信用」に基づいたもので、そのもの自体には価値がないが「価値があると信用できるもの」として取引を行っています。平たく言うと「みんなからそれがお金であると信じられている」から成り立っているものです。

では、お金に信用がなくなり、価値がなくなったとしたらどうなるでしょう?

ビットコインはそもそもなぜ生まれた?

ビットコインは「サトシ・ナカモト」によって生み出されました。これが特定の人物を指すのか、ある集団の名前なのか分かっていません。つまり、謎に包まれています!

ビットコインは2009年から運用が開始されています。その頃は、リーマン・ショック等の影響で世界的に経済が混乱し、通貨が信用できない状況が生まれていました。

通常の紙幣は、特定の政府や機関が管理する「法定通貨」と呼ばれるもので、中央集権的な仕組みによって運営されています。一方のビットコインは、そのような仕組みへのアンチテーゼとして生み出されたと考えられ、非中央集権的な仕組みを持っていることに特徴があります。ブロックチェーンと呼ばれる技術や暗号技術がそれに当たります。

物々交換の本質

お金という制度が成り立つ前は、物々交換が盛んに行われていたと思われます。物々交換をするための条件はどういうものがあるでしょうか?

ひとつは「モノが余っている」状況でないといけないと思います。自分が持っているものが不足している状況で、何かモノを交換しようとは考えにくいです。ですので、自分が持っているもので余っているものを交換するはずです。

もうひとつは「交換相手が信用できる人」が条件になると思います。現代でも、信用出来ない人からモノを買おうとは思わないですよね? 交換したけど粗悪品だった、こんな状況は避けたいですから。

AIによるマッチング?!

「モノが余っている」「信用できる相手である」が揃うと、モノを交換する活動が活発になると思います。しかし、実際に物々交換しようと思ったら、それぞれ欲しいと思っているものがマッチングしないと成立しません。

お金が流通する以前の世界で、このマッチングを成立させるのは至難の業です。なぜなら、出会う人が非常に限られているからです。

しかし、現代はインターネットで世界中の誰とでも繋がれる世の中です。そして、AIという素晴らしいものも発明されています。

「インターネット」「AI」を駆使して、このマッチングが容易に成り立つとしたら、どうでしょうか? そこにお金は必要でしょうか?

近未来でお金が不要になる?!

斉藤賢爾 著 「2049年「お金」消滅 貨幣なき世界の歩き方」では、これに近い考え方が記載されています。

そして、「モノ払い」なる発想も生まれています! モノを査定して金額を確定し、それを基にして買い物を行うものです。お金が介在して入るものの、発想は物々交換に近いものです。

このように、脱お金的な動きが少しずつですが生まれてきています。お金にばかり囚われていると、こういうところでも損しそうですね!


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