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竈門炭治郎に学ぶ成功法則

鬼滅の刃、みなさんご存知ですよね? 昨年大ヒットしたアニメです。そして、世の中から半周以上遅れている(もっと?)感がありますが、ようやく私も23巻全て読み終えました。

読み終わった感想は「子供が読む漫画じゃないよな・・・」です。もちろん、いい意味で、そう思ったんです。正直、子供はどこまで「鬼滅の刃」の真髄を理解しているんだろうと思いました。

そして、いわゆる成功法則と言われるものがふんだんに散りばめられていると感じました。そこで、私の感想をアウトプットするのも兼ねて、鬼滅の刃を読んで学んだことをシェアしたいと思います。

前進あるのみ!

鬼滅の刃の物語を平たく言ってしまえば「鬼退治」です。鬼舞辻󠄀無惨という最強の鬼を倒すことが最終目標です。無惨だけでなく、十二鬼月と呼ばれる12の鬼が存在し、特に上弦の鬼(上位6体)はものすごく強いです。

それらに立ち向かい、傷つきながらも力を振り絞って撃破していくわけですが、炭治郎は元々普通の男の子でした。しかし、厳しい訓練に耐え、必死に鍛錬し、コツコツと力をつけていきます。また戦闘中は、相手の強さに追い込まれ、体がボロボロになり、もうダメだという局面になっても諦めず、頭を常に使って局面を打開する方法を探し続け、生き残っていくわけです。

これ一つとっても「とにかく自分を信じて前進する」という成功法則に繋がります。この法則の内容を鬼滅の刃はものすごく上手に、そして丁寧に描写していると感じました。

他者貢献と想いの共有

炭治郎の周りには、妹の禰󠄀豆子、我妻善逸、嘴平伊之助等の仲間がいつもそばにいてくれます。そして、炭治郎は「人のためにすることは巡り巡って自分に返ってくる」と常に信じて、行動しています。ですから、炭治郎が窮地に陥ったときに仲間が助けに来てくれます。

ところで「情けは人の為ならず」という言葉、ご存知ですか? 本当の意味をご存知ですか? 実は「情をかけておけば,それがめぐりめぐってまた自分にもよい報いが来る。人に親切にしておけば必ずよい報いがある」(出典:日本国語大辞典 第2版)という意味です。まさしく、炭治郎が信じているものです。逆の意味で理解していた方、ご注意ください。

そして、同じ志を持つ仲間は非常に強力です。鬼滅隊そのものが「鬼を倒して、理不尽な死をこの世から無くす」という志を持つ者ばかりが集まる集団です。ですから、最終的に無惨を倒すという偉業を成し遂げるのですが、そのきっかけは、鬼滅隊当主・産屋敷耀哉が鬼舞辻󠄀無惨に殺されるところから始まります。しかも、それを予見していた耀哉は、幾重にも戦略を重ね、無惨に勝つための秘策をいくつも仲間とともに準備していたのです。これこそまさに執念です。

そして、その想いを胸に鬼滅隊が一丸となって鬼舞辻󠄀無惨と上弦の鬼たちと戦いに挑むわけです。そして、鬼滅対のメンバー全員が力を振り絞り「1+1=2」以上の力が発揮され、ついに無惨を倒すという偉業にたどり着けたわけです。

相手を思いやること、そして想いを共有できる仲間がいると、ものすごい力を発揮して偉業を成し遂げることが鬼滅の刃でよく分かると思います。

想いを伝承する

鬼滅隊は人間ですから、肉体面では鬼に敵いません。鬼は傷ついてもすぐに回復しますし、スピード、パワー共に格段の差があるわけです。しかし、鬼滅隊が優れているものがあります。それは「想いを伝承している」ことです。鬼は群れません。なぜなら、自分がやられてしまうかもしれないという疑心があるからです。ですので、鬼はやられたらお終いです。しかし、鬼滅隊は一人がやられても、その想いを引き継ぐものがいて、次世代へ引き継がれていきます。ですから、技もだんだんレベルアップしていくわけです。

何かを伝え、後世に残すことは非常に重要だと感じます。日本の地名には災害があったことを示すものもあると言われています。後世に危険であることを知らせる、ものすごいアイデアだなと思います。

ここまですごいことでなくても、自分がつまづいたことを次の世代に伝えるだけでも、次の世代はそこを簡単にクリアして、次のステップに進めます。こういった事の積み重ねが、世の中を良くしていく一つの方法なのかもしれません。

これ以外にも、いろんな成功法則が描かれている漫画だと思いました。もし、まだ読んだことがない方がお見えでしたら、ぜひ一読ください!

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