お子さんとの接し方
シンママは日々忙しく、お子さんとの時間を確保するのがなかなか難しいと思います。それはものすごくよく分かります。ですので、お子さんとの関係を気にされる方もお見えと思います。
ここで、お子さんの目線で、お子さんがどういうことを考えているか、一緒に考えてみましょう。
独特の心理状態
お子さんの学校が終わって帰宅した時、そこには誰もいません。お母さんは働きに出ていて、家にまだ帰ってきていないからです。このとき、お子さんはどういう感情を持つでしょうか。
「やった、親がいないからやりたい放題だ!」「何やっても怒られないから嬉しい!」といったポジティブな感情を持つかも知れません。しかし、それは親が一時的にいないからそう思うだけではないでしょうか。
実際のところは「今日も一人か・・・」「誰もいなくて寂しいな・・・」「家にいてもつまらないな・・・」といったネガティブな感情に支配されているのではないでしょうか。
もちろん、これはシンママが望んで作り出している状況ではありません。しかし、結果としてこうなってしまっている可能性は考慮する必要があります。
子は親を映す鏡
お子さんに何かしらの変化が生じた場合、その原因が親にあることがよくあるそうです。親がイライラしている、親が子供に怒りちらしている、親が育児放棄している等、お子さんにとってネガティブになることを親がしてしまっていると、その影響がお子さんに直接伝わってしまいます。
そして、そのときにお子さんは何かしらのサインを出しています。そのサインは非言語であることが多いです。寝付きが悪い、なかなか寝れない、朝起きれない、食欲がない、食べ過ぎる、元気がない、学校に行きたがらない、友達と遊ばない等、いろんな形でサインが出てきます。
お子さんの話に共感する
お子さんが普段と少し違う様子であれば、「どうしたの?」と一言かけてあげることが大切です。このとき、お子さんが話す内容をまず聴きましょう。否定も肯定もせず、ただ「そうだね」とうなずいてあげましょう。
お子さんの気持ちを受け止めることが、お子さんにあなたの愛情を示す方法のひとつです。これをすることで、お子さんは「私のことを受け止めてくれる!」「私のことを分かろうとしてくれている!」という気持ちを持ち、お子さんは安心します。
もし、このときにお子さんの話を聴かないで、あなたの考えを押し付けるようなことをしてしまったら、お子さんは「誰も私のことを分かってくれない」「私の居場所はここじゃない」等のネガティブな気持ちになり、親への信頼がだんだん薄まっていきます。
子供の気持ちに寄り添う
お子さんからの信頼を勝ち取るためには、普段の対応が重要です。毎日忙しいことは重々理解しています。ですので、お子さんの気持ちに寄り添う気持ちを少し意識していただくだけでOKです。
そして、たまにはお子さんをハグしましょう。そして「大好きだよ」とか「愛している」という言葉をお子さんに言ってみましょう。
お子さんはあなたが頑張っていることを一番近くで知っています。お子さんはあなたに迷惑をかけないように、お子さんなりに必死になって頑張っています。
あなたの一番の味方であるお子さんのこと、忙しくてもちょっとでいいので気にかけましょう。そうしたら、お子さんがあなたにものすごいエネルギーをくれますし、そのエネルギーで事態が好転します。
ネガティブなループを断ち切る意味でも、お子さんに寄り添って少しずつポジティブな流れを作っていきましょう!
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