スピーチを上手くやる方法

人前で何かを発表する機会があると、経験がない、あるいは経験が少ないと何をどう準備したらいいのか、なかなか分からないと思います。そこで今回はスピーチを上手くするポイントをご説明したいと思います。

よい話し手になろうという一途な執念を持つ

スピーチの準備をする前に、スピーチに対して自分の心をポジティブにしましょう。「嫌だなぁー」「どうしよう・・・」といったネガティブな気持ちを持ったままスピーチしたとき、それが非言語的に聴衆に伝わってしまい、誰も耳を傾けてくれない、最悪の状況が生まれます。

まず「自分は聴衆を惹き付ける、いい話し手になる」と現在進行形で思い込みましょう。そして、いい話し手になるための努力をすべて引き受ける気持ちを作りましょう。

そうすることで、話し手の熱意が非言語的に聴衆に伝わり、聴衆が話に耳を傾けてくれる環境が生まれます。

話そうとする内容を知り尽くす

スピーチは、準備が非常に重要です。話す題材を前もって決め、七日間熟考しましょう。そして、七晩その夢を見るのです。そうすることで、自分がスピーチしたい内容がだんだん形作られていき「言わずにはいられない何か」が見つかります。これが見つかることで、話し手の熱意が更に高まっていき、聴衆を惹き付けることになっていきます。

また、スピーチで話せる内容は限られています。しかし、紹介できる知識はわずかでも、自分が知っていて表に出さないいろいろな情報は、実際に表に出たわずかなものに迫力を与え、厚みを持たせます。

こうなると、聴衆も「この人すごい人だ!」と感心し、さらに耳を傾けて熱心に話を聴いてくれることでしょう。

あえて自信ありげにふるまう

スピーチをするとき、自信がないこともあるでしょう。しかし、自信のなさは非言語的に聴衆に伝わってしまうものです。そうなると、聴衆は耳を傾けてくれなくなります。

この状況を避けるために、自分を「すごいスピーチが出来る人だ」と思い込ませてしまいます。自分で自分を騙す感じがいいです。

こうすることで、胸を張ってスピーチできる状態に持っていきます。そうすると、聴衆も耳を傾けてくれ、話し手も気分が乗ってくる環境が生まれます。

肝心なのは話す内容ではなく、話し方なのです!

イメージを上手く活用する

スピーチの内容を覚えるとき、原稿を一字一句正確に覚えることはかなりの労力を必要としますし、本番で1文忘れてしまっただけでパニックを引き起こす可能性があります。

これを防ぐためにも、イメージを活用して覚えていくことをオススメします。イメージにして覚えれば、それを手がかりに記憶の復元ができるからです。

また、もし話が途中で飛んでしまった場合、直前に言った言葉、あるいは文句、あるいは内容を次の話のはじめにもってくると、話をつなげることが出来ます。

一にも、二にも、とにかく練習!

自信を持ってスピーチが出来るコツは、何回も何回も練習することです。練習を積み重ねることで、自分の中に自信が少しずつ湧いてきます。

練習は、聴衆が自分の目の前にいる、実際の環境を思い浮かべながら練習するのが効果的です。

スピーチ前はしっかり休息を取る

本番で自分の個性を最大限生かしたいと思うなら、しっかり休養してから聴衆の前に現れましょう。話し手が疲れ切った顔をして話をしていると、それがネガティブな印象として非言語的に聴衆に伝わってしまいます。

気力あふれる姿でスピーチするためにも、スピーチの前日はゆっくり休息するようにしましょう。

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