人はそこまであなたを見ていない
他人や周りを気にして動けない人がいます。
でも、本当に他人は自分のことを見ているのでしょうか。
本当の自分自身のことを理解してくれているのでしょうか。
人気があればスポットライトは当たる
例えば、芸能界やスポーツの世界を考えてみましょう。
売れているタレントやお笑い芸人は、人気が出ている時にはどんどん注目されて、応援されます。
しかし、少しでもテレビやマスコミに出なくなると人々の認識から消えていきます。そして数年後に「あの人は今・・・」のような番組が放送されるのです。
残酷ですが、そのスポットライトが当たらなくなると、応援の声は一気になくなってしまいます。
当たり前ですが、結果が出ずに懸命に努力している時には、スポットライトはほとんど当たりません。
スポットライトが当たっていてもいなくても応援してくれる人とは?
しかし、自分がつらい時にも、いい時にも、ずっとスポットライトをあててくれている人がいる。
それはあなたのファンです。
ファンは、あなたがダメな時には遠くから見守り、時には叱咤激励をしてくれます。
もちろん、あなたにスポットライトが当たり、あなたが輝きはじめれば、自分のことのように喜び祝福してくれるでしょう。ファンとはそういう存在です。
私には、ファンなんていない
あなたはそう思うかもしれません。しかし、そんなことはありません。
なぜなら、あなたの究極のファンが、あなたにもいるからです。
それはあなたの親です。
あなたが生まれた時から、あなたの失敗や成功の両方を受け入れて、あなたの人生そのものを応援してくれている存在です。
もちろんそういう存在が、親ではなく、親友や恋人、恩師である場合もあるでしょう。
いずせにせよ、どんな時にも応援してくれる人は、あなたにも少なからずいるはずです。
どうでしょうか。
そういう人がいれば、少しは他人を気にしなくてもいいと思えるのではないでしょうか。
そんなファンでさえも・・・
中には、自分にはファンがいることを知ったとしても、他人を気にしてしまうかもしれません。そういう人はどうすればいいでしょうか。
それは、受け入れがたい事実を受け入れることです。
その事実とは、
そのファンでさえも、あなたの本当の姿を分かっているとは限らない
ということです。
ファンは、あなたの光と影を受け入れてくれるかもしれませんが、あなたのすべてを知っているわけではありません。
例えば、あなたがいつどこで何を食べているかや、あなたが今この瞬間に何を考え感じているかなど、例えあなたのファンでさえも、それら全てを把握することは不可能です。
確かに、ファンはあなたにとってありがたい存在かもしれません。
しかし、あはたのファンでさえ、あなたのことをすべて理解しているわけではないのです。
それは、ファンをぞんざいに扱っていることとは違います。ファンはあなたの最大の理解者であり、協力者です。とてもありがたい存在であることは間違いありません。
しかし、ファンでさえもあなたの全てを知ることはできないという事実を受け入れるとどうでしょうか。
結果として、
他人は自分のことを全て見ているわけではない
ということが分かるのではないでしょうか。
まとめ
他人は案外、あなたを見ているわけではありません。見たい時に、見たいようにあなたを評価し、ジャッジしているだけです。
それはあなたも例外ではありません。
基本的に人は光の部分しか見ません。
一方で、光と影の両方をみてくれるファンもいます。
しかし、そのファンでさえも、あなたのことをすべて理解しているわけではないのです。
他人に惑わされて、「他人を気にして動けない」というのはナンセンスです。
あなたが気にしている「他人」も、本当の他人ではなく、あなたがつくりあげた幻想に過ぎません。
そういうものに惑わされずに、あなたのファンがいることを知り、感謝しつつ、あなたがやりたいことをやるべきです。
人はそこまであなたを見ていないのですから。
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