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人手不足のお手伝いを通じて、「絶対にまた来たい!」と思えるような場所に出会えたワーカーさんのトラベル体験とは!?

こんにちは!タイミートラベル広報の田中です。
記念すべき第一回目のインタビュー記事は、
地球デザインスクールさんの「京都府宮津市での公園づくりのプロジェクト」に参加された、迫田勝太さんへのインタビューです。
地方に貢献したいワーカーさん✖️人手不足の公園づくり
このマッチングの中で、どんな出会いや体験があるのか…!

ーまずは、迫田さんのプロフィールを教えていただけますか?
迫田勝太、18歳です。この春大学生になりました。
小さい頃からサッカー・野球・ダンスなどを経験し、高校時代はオリエンテーリングというスポーツにのめり込んでいました。オリエンテーリングとは、地図だけを渡されコースのない山の中をマラソンするアウトドアスポーツです。
将来はアウトドアスポーツの一般化やオリエンテーリングにおけるナビゲーションシステムの解明をしたいと思っているほど、アウトドアスポーツに価値を見出しています。
正直テーマパークに行くより、断然アウトドアスポーツの方が興味がそそられます(笑)

ー地方創生に興味があるとお聞きしましたが、きっかけは何ですか?

小学生の時に行った旅行先で初めて地域の過疎化の現状を目の当たりにしたこと。そして、アウトドアスポーツと関わる中で地方の厳しい現実に直面したことです。
特に印象深いのは、高校時代に合宿で山岳地帯にある民泊を利用した時の出来事です。現地の方達がその地域のことを「こんな田舎で、何もないところでごめんなさいね」と申し訳なさそうに話していたことがとても衝撃的だったんです。
こんなに魅力的な場所なのに、なぜ…?と。不思議な気持ちになりました。
そういった経験から関係人口の創出(地域と多様に関わる人々の数値を指す言葉)や地域への貢献に興味があり、現在はNPOでも活動しています。

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ータイミートラベルを利用したきっかけは何ですか?
オリエンテーリング部時代の友人が教えてくれたことです。
先ほどお伝えした、山岳地帯の民宿を借りての合宿後の話になるのですが、合宿終了後もオリエンテーリングがしたくて。でも宿泊費を高校生が出すのはなかなか厳しいという状況の中で、お手伝いをする代わりに泊めてください!と、民宿のスタッフの方にお願いして、結局1ヶ月ほどその民泊を利用したんです。

タイミートラベルを知った時、学生なので時間があったのはもちろんですが、「タイミートラベル、僕がしていたことそのものじゃん!」とサービスのシステムや理念にとても共感して、すぐにアプリを入れました。
色々応募しましたがどの案件も倍率が高く、ようやく参加できたのが今回の公園づくりでした。

ー勤務内容はどのようなものでしたか?
8時20分くらいに朝礼があって、12時半くらいまではみんなで木を運ぶ作業。お昼休憩の後は、竹を伐採したり水田周りの水路を掻き取る作業をしていました。なかなかの体力仕事でしたね(笑)
道路の落ち葉の掃除は、見違えるほど景観が良くなって嬉しかったです。

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水田周りの水路に溜まる草などを掻き取る様子

ー記憶に残るような体験はありましたか?
ありました!一つ目は、宮津市に移住した方のお話を聞けたことです。都会にいらっしゃった頃はバリバリ働いていたらしく、聞くと年収もすごくて…。
キャリアより移住を選んだことで、家族と食事をする時間や一緒に遊ぶ時間が増えて、考え方も穏やかになったそうです。
地方移住に対する価値観をより深めることができましたし、現地でないと聞けない興味深い話を聞けて良かったです。


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宮津市に移住された東田さんと地元の子供たち

もう一つは、スタッフの方の食事会に招待してもらい、お家に遊びに行ったことです。
ご家族の方たちに暖かく迎えていただき、一緒に食事の用意をするなど、とても素敵な時間を過ごすことができました。
これだけでも十分記憶に残る経験なのに、さらに思い出深い出来事があったんです。たまたま前日に猪が罠にかかっていたらしく、これだけでも普段絶対に普段体験できない貴重な出来事ですがさらに偶然にもワーカーさんの一人が元料理人で、捌くところから猪料理を作るところまで、貴重なシーンを垣間見ることができました!
偶然が重なって、一生忘れられない体験になりました。
動画や写真をインスタグラムに載せたところ、反響が凄かったです。「何してるの!?」って(笑)
次の日、宿泊していた施設のスタッフさんたちとの食事会でその猪の鍋を振る舞っていただきました!初めて食べましたが、びっくりするほど美味しかったです…!

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現地スタッフの皆さんと猪鍋を楽しむ様子

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ワーカーさんの一人が調理された、猪のスペアリブ

ーワーカーさんは3名いらっしゃいましたよね。食事会も皆さんで行かれたんですか?
そうです。猪もみんなで食べましたし、移住者の方のお話も3人で聞きにいきました。
3人のワーカーのうち1人は女性、もう1人は男性で年上と、年齢も性別もバラバラで。実は、最初は打ち解けられるか不安でした…。
ですが現地のスタッフさんたちが間に入って3人が話しやすいような話題を振っていただくなどして、本当に助かりました!
気づけばかなり仲良くなっていて、元料理人のワーカーさんにはご飯を作ってもらったり、みんなでトランプしたりしました。
あ!猪のスペアリブを作ってくださったのも、その方です(笑)
休みの日も3人で周辺を散策しました。
日本三景の天橋立で「股のぞき」をした時の写真は、LINEのアイコンにするほど気に入っています!
バスを乗り継いで遠く天橋立の向こうまで行ったり、たまにはバスを降りて海岸沿いを散策してみたり。
都会では絶対過ごせない休日を過ごせたと思います。

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ー想像以上に仲良くなられていて、こちらまで嬉しい気持ちです…!トラベル終了後もやりとりはされていますか?
はい。マラソン大会が宮津市であるらしく、みんなで行こうという話になっています。
その際また地球デザインスクールさんのもとでアルバイトもさせていただくことになりました。
ワーカー同士のLINEグループを作りましたし、スタッフさんとはFacebookで友達になりました。SNSで繋がっているので近況をいつでも見られますし、連絡を取ったりもしています。


ー最後に、タイミートラベルを一言で紹介するなら?
「若者と地域のニーズを一発でかなえるサービス」ですかね。
僕たち若者には、時間がある。でも、「暇だから地方に行こう」なんて考えには至らないんです。知り合いもいない中でわざわざ行きたいとは思わないし、、時間があるなら近場でアルバイトしよう、と普通は考えますしね。
一方で、地方には人手や若者不足という問題がある。
若者と地方の事業者さんの間にタイミートラベルが入ってくれることで、自分が役に立てたという実感や達成感、地域と深く関われる体験ができました!
宮津市の魅力・宮津市の地域の人々の魅力をそれぞれ知り、また訪れたいと思いました。また、今後も宮津に関わっていくことで、自分自身がその地域に深く関わっていく関係人口の一部となれることがとても光栄です。

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ーありがとうございました!

迫田さんのトラベル体験が、トラベルスタッフが思っていたよりもずっと濃く充実したものになったようで、聞いているだけでとても楽しい気持ちになりました!
今回の経験が、今後の迫田さんにとって良いものとなれば幸いです。

ータイミートラベルとは?
「人手不足でお困りの地方の事業者」✖️「非日常的な体験を求める若者」をマッチングさせるサービス。株式会社タイミーが運営。


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