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早吸日女神社の井戸

早吸日女神社の井戸 日本の民話 福岡・大分篇
 毎年6月の大祓の日は、神社の井戸の底に竜が眠っているので覗いてはいけない。

 これは、この神社の神主に子供ができないことがあり、必死に願ったところ、一女を授かった。
 娘は年頃になると、病がちになり部屋に引きこもることが増えた。ある時、部屋をのぞくと巨大な蛇がいた。
 姫は先程の蛇が自分であったことを話し、ある池に飛び込んで、主として竜となった。
 姫は毎年、神社に里帰りをしている。その本体は井戸の底にいるというのでは覗いてはいけないとされた。

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