九十九屋さんた

妖怪を調べて、噂を聞いては駆け回っていますが遇えたことがない九十九屋さんた。一日一妖は今まで自分がその日まで知らなかった妖怪や伝説を話します。試験的に妖怪や神話、伝説関連のニュースを集めるようにしています。https://twitter.com/3tabu

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    • 一日一妖

      ほぼ一日につき1つ妖怪や伝説、不思議な話をUPしていました。 自分自身もしらなかった話を紹介できるようにしています。

    • 伝承・妖怪記事まとめ

      妖怪や、伝承、民俗学についてまとめたものです

    • さん歩 さんたの散歩

      7月になり、毎日散歩するように言われたが、ただしていると、つづかなさそうなので、まとめたもの。 ついでに今までの散歩もまとめた。

    • カメラ・写真まとめ

      カメラとか、写真関係のまとめです

    • 赤い雑記

      就職してから前向きにがんばっていた人が、パワハラで壊れていく様子です

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    今日之怪事

    今日之怪事、様々な文献や資料から、妖怪や伝承に関して、日付にフォーカスしてまとめた本です。 今日之怪事(上) 上巻には1月から6月までと、それに付随して集めた様々な伝承が200弱収録されています。 ページ数は200P弱。 今日之怪事(一年ひととせ) 物理的な本が完売したので一年間の記事を集めて編集しなおしたものが、一年分になります。 ページ数は100P強です。ただ、型をB5に変更したので、1P当たりの情報量は多くなっています。

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      • 殺者

        殺者 修止観法門覚知魔事第八  魔羅、泰においては殺者という。それは行人の功徳の財を奪い、智慧の命を殺すが故である。  仏は、功徳智慧を以って衆生を度脱し、入らしむ事をする。  魔羅は常に衆生の善根を破壊し、生死を流転せしむるを以て事となす。  中国ではマーラは殺人者と呼ばれる。それは人々の積み上げた善行を台無しにし、物事を正しく行うのを妨害するためである。  仏さまは、様々な方法で人を導き、よい報いがあるようにする。  魔羅はよい行いを邪魔し、自らの力で解脱させないように

        • 万病地蔵

          万病地蔵 貝塚の民話  かいづかという村にある地蔵があった。  ある時に堤防を築くのに邪魔になるので移すことにした。  その時、ある若者が作業の邪魔だと堤の下にけり落してしまった。すると地蔵は欠けてしまった。 若者は顔に激痛を覚え、動けなくなってしまった。医者が来ても原因がわからず、匙を投げた。  村人のひとりが地蔵が欠けているところと同じなのに気づき、かけらを探してはめ込んだ。   若者の病は治った。  工事が終わると、地蔵は元の場所に戻された。  それから地蔵は、拝め

          • レンズまとめ https://note.com/tikutaku/n/nea8c8974c98f に追記

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            旭川連隊の奇蹟

            旭川連隊の奇蹟 戦争と怪談  日露戦争は乱戦を極めた。塹壕から飛び出して敵営に向かうも銃撃を受け、砲弾が落ち、攻めあぐねていた。  そんな中で、最前線で戦う兵があった。素晴らしい立ち回りに、記憶に残るものも多かった。しかし、その兵もまた不意の銃撃を受け倒れた。  戦いが終わるとその兵は生き残っており、たくさんの称賛を受けたが、どうも要領を得ない。戦いの序盤に砲弾で気絶したというのだ。  そこで気になったものが、倒れたあたりにいくと住吉神社のお守りが一枚落ちており、それに

            浅草散歩

            浅草まで両国から歩けることに気づいて、散歩がてら歩いていきました。 相棒はTokina AF 100-300mm F5.6-6。 今週たまたま入ったハードオフで1100円で買ったレンズ。 すでにトキナーさんは撤退しているのでよくわからないのですが、プラスチックで安っぽい。逆にいうと、軽くて持ち歩きやすいです。 両国~ 浅草 夜景

            猫角 

            猫角 東京日々新聞明治16年七月五日号  福岡県牛頭村のある農家で何匹か猫を買っていた。その一匹の猫は二本の角を持って生まれたという。  すぐ亡くなってしまうかと思われたがすくすくと育ち、その角も成長し、五寸ほどになった。  こうした奇物は富をもたらすといい大事にされているという。

            黄旗の兵

             黄旗の兵 太平記  足利尊氏がなくなった翌年にあたる延文4年、幕府に任命された筑紫探題が菊池武光に追われることがあった。そこで幕府は細川繁氏に征伐を命じた。兵を整え、繁氏は進軍した。  6月2日、讃岐で繁氏はひどい熱病にかかり、ついに正気を失った。 「崇徳院の所領を奪い、軍勢の兵糧にあてたためだ。とても体が熱くてたま らない。助けてくれ」  繁氏は兵を整える際に天皇家の所領に手をつけていた。それはもともと崇徳院の所領であった。  悶え苦しんで転げ回ったが、その熱さに医師も

            小豆とぎ橋

            小豆とぎ橋 怪談    普門院の近くにある「小豆とぎ橋」では、美しい女が小豆を洗っているという伝説がありました。そして悪いことが起こるから、杜若の歌を歌ってはいけないと。  ある時、豪快な侍が、そんなことはないだろうと大きな声で歌いましたが、何も起こりませんでした。やはり、迷信だったの家に戻ると美しい女性が立っていました。  その女性の差し出した箱を開けてみると、そこには自分の子供の首が

            ありがとうの種

             3月に2年弱、在籍させていただいた新幹線メンテナンス東海株式会社さんを退職いたしました。  東海道新幹線に乗ったことがある方は、車内清掃をしているブルーとピンクの制服を着たスタッフといえば、思い当たるところがあるかもしれません。  業務はそれだけなく、駅内の清掃や、切符の発券や、様々なお客様のサポートです。  台風で新幹線が止まった時は、清掃が入るので、朝まで休憩のないことも珍しくありません。  多種多様な業務がありますが、それはすべてお客様に快適なサービスを提供するた

            モバイルパソコンを買いました

            メインパソコン壊れる  いままでつかっていたパソコンが壊れてしまい、修理が長いと三か月くらいかかってしまうということ。  今まで使っていたのも修理する予定ですので、前から欲しかったモバイル用の端末を買うことにしました。   2大候補   まず最初に候補は2つ。  ThinkPad と Let's note の2系統です。両方とも使ったことがあるので、使い勝手はよくわかっているのです。  ThinkPadの一番の特徴はこの赤鼻。これにより狭いスペースで作業ができます。

            お書き下げ

            お書き下げ 現代に生きる天狗  福王山には油を磨き上げたような光沢のある大きな松の木があった。  明治の初期、その木にお書き下げが下がったという。  お書き下げとは、時の動きを警句の形で書いたものが、上から垂れ幕のように下がったものだ。  人のせいという話もあるが、人々が読みおえると巻き上がり、木の上に消えたというので不思議なことである。

            石蛭

            石蛭 甲斐傳説集  文永の頃、修験者の肥前阿闍利恵朝 というものがおり、東三十三カ国の頭領として小室山を営み勢力があった。  日蓮は身延山へ上る途次この地を過ぎ、小室山の登り口 土録(ドロク)に来られた。  路傍に左右一丈二尺、前後六尺、高さ七尺の大石あり、その上に坐して眺めると、  丁度五月二十八日、田植えの最中で、早乙女が手足に喰い入る蛭を殺していた。  日蓮は「一匹の虫を殺しても殺生の罪になる。余がこの虫害を除いてやろう」と祈り呪詛して蛭が人血を吸うことを封じた。  目

            99P 5/7撮影会 王座と青空と鏡

             久しぶりに撮影してきました。  99Pさん、所属していたグループというかプロジェクトが休止になって。しばらく事務所に所属していたのですが、それも停止したのです。  停止後、精力的にモデルに出ているようですが、人気ですぐ埋まってしまうので。  自分として半年振りですね。

            一目御供

            一目御供 千葉県君津郡誌  坂戸神社の祭礼の別名。  坂戸神社では祭事が行われていた。  この古の儀式とはこのようなものであったという。まず、人身御供を籤を持って人を選ぶ。この人を俎上に据え、神前に供して後、刀を振り、儀式を演ずるようにする。この時に生贄にされたものは無傷であっても三年にして死ぬ。しかし、この地を領した武将による禁じられた。  そののち一目御供が行われるようになった。  古の人質も供えた遺風なのか、午前十時前に選ばれたものに一の笠を授ける。その笠をかぶる

            やけど如来

            やけど如来 まるこやま63号  ある長者の家の召使いの娘は、毎日飯を炊いては西方寺の阿弥陀様に一口捧げていた。それを長者の妻に知られ、顔に焼け火箸を押し付けられた。不思議と娘の顔は火傷にならなかった。  長者は夢を見た。そこには阿弥陀様が現れ、妻のことや、娘の優しさについて話された。そして身代わりとして、火傷したと。  長者は西方寺に向かうと阿弥陀様の顔には優しく火箸をあてたように焦げていた。  ところで、そのころ松江に月照寺という寺が作られた。阿弥陀様の奇跡を聞いたお殿