ひとでなしの夢
ツクモリンさんが亡くなってから二週間が過ぎた。
いろいろな人の言葉を聞いて本当に亡くなったというのが実感されてきた。
自分は彼女の人生にとってモブであるので、化けで出てほしいとかそういう事は思わない。
彼女の魂があったとしても自分のところにはこないだろう。
初七日の日、夢を見てしまった。
誰かに話があるといわれ、海近くのただただ明るいスタジオにいった。
扉を開けるとリンさんが普通に立っていた。
「やっぱり生きてた」
そういうと髪を指差して見せる。赤くなくて青みがかった黒。
それがライフゲージになっているのをはじめて知った。
しばらく話して、何かしたい?と言われて、ポートレートだなと決め
「幸せなところを撮りたい」
NoえNoえさん呼ぼうというところで目が覚めた。
NoえNoえさんはとてもいいものをうつしているので見てほしい
それからもちょくちょく姿を見るが、それは都合のいい妄想の姿だ。
亡き人を悼まず弄ぶひとでなしの夢である。
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