ありがとうの種
3月に2年弱、在籍させていただいた新幹線メンテナンス東海株式会社さんを退職いたしました。
東海道新幹線に乗ったことがある方は、車内清掃をしているブルーとピンクの制服を着たスタッフといえば、思い当たるところがあるかもしれません。
業務はそれだけなく、駅内の清掃や、切符の発券や、様々なお客様のサポートです。
台風で新幹線が止まった時は、清掃が入るので、朝まで休憩のないことも珍しくありません。
多種多様な業務がありますが、それはすべてお客様に快適なサービスを提供するため、
「日夜コツコツと確実な作業を積み重ねる」ということで信頼という土壌をつくり、そこに日々「ありがとうの種」をまく。
仕事しての確実性、それだけにとどまらず常に感謝の心構えで仕事と向きあえました。
清掃関係の仕事は、人によっては人生の最後にくる仕事。スキルも何もない人間が最後にする仕事と言われる方もいます。そのため、どこかネガティブな印象を受ける方もいます。
しかし、新幹線メンテナンス東海株式会社さんに関してはそのようなことはなく、日本の大動脈を支えるという高い意識があると思います。
そして、そんな心構え以外にもすばらしいところがありました。
それは社員ひとりひとりの幸せ、満足感の向上についてです。これは仕事だけでなく、個人の幸福も含めての包括した考え方です。
そのひとつが日々使う道具を使いやすいようにバージョンアップ、大きいところでは清掃ロボットの導入などがあります。
これは一見、業務の効率化だけのようですが、体に対する負担を減らし、健康という個人の財産を守るための会社の姿勢であったと思います。
このような素晴らしい会社で得たものを胸に次の職場でもがんばろうと思います。
短い間でしたが、どうもありがとうございました。
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