[ 柏レイソルアカデミー取材記2017 #1 ]

「プレ新生・柏レイソルU-18」快晴の日立台で6発快勝(2017年2月4日)

新生柏U-18の2017年度初陣は「第15回千葉県クラブユース新人戦」。

一部選手のトップチームの指宿キャンプ帯同やU-18日本代表、アルカスカップ出場などの日程の影響もあり、この日は高校2年生中学3年生の混成チームでの一戦となり、集合写真も世代を越えた目新しい編成に。

試合は、志願のゲームキャプテンとしてゴール1アシストの活躍を見せたFW中村駿太、背番号10を背負い攻撃を彩ったMF落合陸、的確な配球と守備で光ったアンカーMFの加藤匠人、昨季よりMFながらCBとしてプレー、この日もアイデア豊かなビルドアップを見せた鯰田太陽ら、2011年度の全日本少年サッカー大会での優勝を経験している最上級生たちをセンターラインに配置して、立ち上がりから、混成チームとは思えないスムーズなパスワークで試合を優位に進めた柏レイソルU-18が、FC MAKUHARIを寄せつけず快勝。

レイソルアカデミー伝統の「4-1-4-1」は世代を越え浸透した共通理解となり、それをベースとして、攻撃的でスピード豊かにバランスを整えた進化版「2-3-2-3」ともとれる布陣から、見どころ満載の試合を披露。個性豊かな選手たちだが、「描く画」は同じ。アカデミーの「イズム」が人工芝グラウンド随所に見えた。

この試合でゴールを決めたMF鵜木郁哉とFW奥田陽琉ら新・U-16世代を加え、アルカスカップで5位となり帰国したFW森海渡らU-17世代と編成される新生・柏U-18。最上級生たちが主力と目されるが、下級生たちの突き上げや台頭にも期待がかかる。そして、いつの世代も、目標となるのはやはり「タイトル」なのは言わずもがな。それは目まぐるしく過ぎ去って行く育成年代の中で、「勝ったことがある」彼らのプライドを刺激する。

「自分たちの世代はそれぞれ『個』が強いので、ボールを支配して、アグレッシヴで攻撃的なサッカーができると信じています。今年こそ自分たちにとって、『全少』以来のタイトルを掴みたいです」(鯰田太陽)

そのためには、アカデミーのイズムを再び証明し、それをさらに極めることができるのかが鍵となる。

**【第15回千葉県クラブユース新人戦】
2017年2月4日(土):日立台人工芝G
柏レイソルU-18 6-0 FC MAKUHARI
[得点者]鵜木郁哉 中村駿太 中村駿太 中村駿太 加藤拓人 奥田陽琉 **

◼️新人戦対戦スケジュール◼️
[1]2/4 vsFC MAKUHARI
(6-0◯ 日立台人工芝G:13時ko)

[2]2/12 vsSOLTILO FC
(4-0○ 日立台人工芝G:16時ko)

[3]2/26 vs千葉SC
(日立台人工芝G:12時ko)

[4]3/4 vsブリオベッカ浦安
(日立台人工芝G:17時ko)

[5]3/12 vsアーセナルSS市川
(日立台人工芝G:16時ko)

[6]3/19 vsジェフユナイテッド市原・千葉
(フクダ電子フィールド:14時ko)

written by 神宮克典
©Libretas de Tiki-taka_magazine

#スポーツ #サッカー #Jリーグ #Jユース #育成

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