ゆうせつ

フェミニストに片足突っ込んだ30代のおっさん。

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フェミニストに片足突っ込んだ30代のおっさん。

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街とジェンダー

30過ぎの高齢化の波が身体に押し寄せるフェミ男は疲れていた。今日はコロナ禍になって以来久々の海外出張。これは、かねてからの相棒であるクソデカスーツケースとコロナ禍で相棒になりつつある腹回りの脂肪を引き連れて空港へ向かう一人の男の生き様を描いた物語である。 ーーー 朝、フェミ男は家を出た。 ゆうに2年ぶりくらいの出張に心は高鳴っている。むろん、気分が高まっているためではない、全身の筋肉を使って街中で相棒を運ぶことによる疲労だ。都会の歩道は狭く、段差が多い。普段の出勤ではなん

    • 少女漫画を読んでいたら違和感に目覚めた話

      それは高校一年生のことだった。中高一貫の男子校に通っていた私は外界から隔離された状況の生活を送っていた。簡単に言えば、寝ても覚めてもお母さんしか近くに女性はいない生活である。その特殊な環境が作用したのか、なんの性的興味も覚えぬまま、石器の使い方を学んだばかりの原人のような奔放さで中学生活をやり過ごした。つまり、なんか体と頭を動かしていたら終わっていたのである。 しかし、そこは思春期というもの。相当遅かったが私にも高校一年生にして発情の感覚が呼び覚まされる運びとなり、ほとばし

      • 男でフェミニストなのだが何か書こうと思う

        フェミニストといえばツイッターや5chで「おフェミ」などとたたかれている一般男性に迎合しない権利欲高めの女性ととらえられている(ような気がする)。 しかし、私は男性なのだが、ある種フェミニストの世界に片足突っ込んでいると自認している。もちろんフェミニストの方々には片足レベルなんて中途半端で失礼じゃねーかと言われることもあるだろうが、女性への社会的不平等を解消しようとするフェミニズムにおいて主役になれない私は、恐れ多くてとても完全なフェミニストなどとは言えない。 男の私には

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