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オリジナルTCG 代案

現在、オリジナルTCGを考えており(詳しくは以下リンクを見ていただければ幸いです) それに伴い、プロキシ版でデバッグを行っているのですがなんだか風向きが怪しい気がするので、代案も用意しようと思いました。

※一応貼ってますが鬼のように長いのでスルーでも大丈夫です。

端的に言うと、このゲームの肝である『騙しあい』の部分に欠陥があるのでは? と思った次第です。

Eカードと同じシステムである交互出し(先攻が先に出して、後攻がそれに応える形で出す)を取り入れているのですが、後攻側が相手の手札や共有の山札を、異能の効果ですべて確認し勝てる戦闘がまあまあの確率で起こることが判明しました。

一人でデバッグを行っている関係上、色々と仕方ないとは思いますが、それでもプレイヤーがゲームを長期間プレイすることを想定すると、動きがパターン化して『騙しあい』の要素が薄まるのでは? と危惧しました。

ルール上、先攻後攻は入れ替わり制なので片方のプレイヤーが一方的に行えるわけではなく、デバッグ段階なのでカード効果や使用コストを操作すれば改善されるかもしれませんが、よりゲームをシンプルな方向へ持って行けそうに感じたので、ここに代案をまとめます。
(実のところ、販売用の説明書を作成していた際「これ多分ルール理解されないな……」と思ってしまったのも大きいです)


※以下、上記を踏まえた上での新ゲームになります。

◆ゲームタイトル◆

世界観


ジャンル

・バトルカードゲーム。

プレイ人数

・2人。

内容物

・バトルカード……12枚
・傷カード……8枚
・説明書……1部

ゲームの準備

・先攻後攻を決め、12枚のバトルカードを公開した状態から先攻のプレイヤーから順に好きなカードを1枚選んで手札に加えます。後攻のプレイヤーも同様に、残りのカードから好きなカードを1枚選んで手札に加えます。これをお互いの手札が5枚になるまで交互に繰り返します。後攻のプレイヤーは最後の5枚目のカードを選ぶ際、残りのバトルカードを相手に見えないよう選んで手札に加えることができます。

※先攻は1回目で好きなカードを優先的に1枚手札に加えられる。

※後攻は5回目で匿名性のあるカード(次に相手がバトルカードに触れる機会がないため)を1枚手札に加えられる。

・残ったバトルカードは裏側でシャッフルし、共有の山札としてフィールドに置きます。

ゲーム進行

・お互いに手札からカードを1枚選んでフィールドのメイン場に伏せて置きます。その後、同時に伏せたカードを表にして戦闘を行います。戦闘での勝敗は、カードの左上に書かれた数字(レベル)を比べて、大きい方が勝利となります。

※カードの効果によっては、数字の大小以外で勝敗が決まる場合もあります。

・戦闘に敗北したプレイヤーは、ストック場から傷カードを1枚自分の心臓へ置きます。その後、この戦闘で使用したカードは共有の墓地へ送られます。これを一方のプレイヤーの心臓に傷カードが4枚揃うまで繰り返します。

勝利条件

・先に相手の心臓へ傷カードを4枚揃えさせた方が勝利となります。

特殊なケースについて

①最後の手札が「サタン」1枚で、自分が「サタン」を出すことができない場合、傷カードの枚数に関わらず相手プレイヤーの勝利となります。

②一方のプレイヤーの手札が0枚になった場合、どちらかの傷カードが4枚揃っていなくてもゲームは終了になります。その際、傷カードの枚数が少ないプレイヤーがゲームの勝者となります。

③もし②で傷カードが同数だった場合、傷カードをすべてストック場へ戻し、墓地を山札に混ぜてシャッフルします。その後、ゲームの準備時に後攻だったプレイヤーから順にカードを5枚、山札の上から引いて手札に加えます。一方のプレイヤーも同様の手順を行い、戦闘の勝敗が付くまでサドンデスを行います。先に1枚でも傷カードが置かれればゲームは終了となり、傷カードが心臓に存在しないプレイヤーの勝利となります。


分かりやすく言うと、前回までのゲームが「Eカード」であるなら、こちらは「限定じゃんけん」です。手札から1枚を選んで場に出すだけなので、工程もシンプルになっており、遊ぶハードルが低くなっていると思います。

ここに一発逆転(危機感)の要素や、戦略性を高めるカードを採用していきます。以下カード一覧。

カードについて

カードには「異形」と「人類」そして「サタン」の3種類が存在します。


サタン

サタン

※前回同様、どんな状況でも戦闘に勝てばゲームを終わらせることが出来るカードになります。使用するには1ターン前に特定のカードを使用して、制約を解く必要があります(急に出てきても対応できないため)

異形

サタンの従者

※単純に強いですが、次のターンにデメリットが付与されます。

サラマンダー

※効果はありませんが、デメリットもないカードになります。

人喰い蜘蛛

※人類側のカードが強いので、その抑止力となるデザインとなっています。

ミミック

※レベルも低く戦闘時の効果もないですが、その代わり墓地のカードを1枚手札に加えることが出来ます。加えて、「サタン」を使用できるターンを+1できます。

身代り人形

※特殊な条件で効果を発動するカードになります。人類にはレベル1のカードが多いため、それに対するメタ寄りのカードです。加えてサタンを躱す手段にもなります。

人類

バーサーカー

※レベルは高いですが、戦闘前に自身へ傷カードを1枚追加するデメリットを持っています。

狂信者

※「サタン」を2ターンのあいだ使用できるカードになります。ワンクッションを挟むことにより、理不尽なゲームセットを防ぐ目的と、元々のコンセプトである騙し合い(素直に強力なカードをプレイするか否か)を生み出せるカードになります。

※当初は「サタン」を出すためのカードは「狂信者」のみの予定でしたが、あまりにも条件が厳しいので、他に1ターン限定で使用可能になるカードを増やした上でこちらは2ターンのあいだ使えるようにしました。

エクソシスト

※レベルは低いですが、一部カードに対して強力な効果を持ったカードになります。その代わり、デメリット付きのカードです。

闇商人

※お互いに手札を交換するカードになります、これにより相手の計画を阻害することができます。加えて、「サタン」を使用できるターンを+1できます。

聖騎士

※「サタン」「サタンの従者」に対するメタカードになります。強力なカードですがレベルは低く、メタ範囲も狭くなってます。

落武者の魂

※不利な状況で真価を発揮するカードになります。強すぎる場合、以下の効果にナーフする予定です。

【効果】
相手より自分の傷カードが多い場合、このカードはレベル3として扱う。このカードで勝利した場合、相手に与える傷カード+1。


以上になります。デザイン(レベル記載場所など)は過去のものと同じになるので割愛。フィールドに関しても同様です。

単純に「異能」の存在がなくなったため、プレイヤーの覚えることが減りました。より単純で直感的にプレイできると思います。レベルに関してはデバッグにて調整予定です。


ここまで読んでいただきありがとうございました。どちらかを商品として完成させるぞという意志。

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