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私の病気と中の子について 前編

こんにちは。ちひろと申します。
今回の記事は少し重い内容となりますので、しんどくなった方は読むのを中断してください。暴力的なシーンが含まれています。ご注意ください。

幼少期から、私の中には他の子がいました。

いわゆる「イマジナリーフレンド」でしょうか。

Wikipedia によると「イマジナリーフレンド」とは空想の遊び友達と表現されています。

私の中の他の子は父が帰宅する直前に察知して、「パパが来るよ」といつも教えてくれました。
父と楽しく過ごしている時も、何かを察知すると「隠れて」と指示してくれました。

他の子のおかげで、父からの怒りや暴力暴言から逃れられることが多くありました。

私にとって、他の子は遊び友達というより、大事な相方でした。

幼少期はイマジナリーフレンドという言葉で片付けられましたが、成長と共に一緒に歳を重ねていく他の子は、いつしか人数が増え、現在は8人になっています。

そんな私が胸を張って自慢できることがひとつあります。

トラウマ(心的外傷)の多い人生を生きてきたことです。

生まれつき、傷つきやすい人間なのかもしれません。かなり特殊な人生で、「なんで?」と思うほど、トラウマが多いです。その為か、トラウマに関連する記憶はほとんど私自身持っていません。覚えていないのです。
覚えている記憶もいくつかありますが、それらの記憶には私自身が登場しており、第三者視点の記憶であったり、当時の私の感情は記憶に無く、淡々と事実のみを記憶しています。

幼少期から記憶がよく無くなっていたので、当然全人類みんなそうだと思っていました。

家族団欒の中で、思い出話が出た時、「あれ?記憶に無いぞ」と思っても、なんとなく話に乗って、なんとなく笑ってやり過ごす。そういうものだと思っていました。

そんなちょっとズレた人間ですが、成人した頃から「記憶はそうそう無くならないものらしいぞ?」「頭の中の他の子に話しかけられるのはレアっぽい」と、頭がおかしいレアな人間だと気づき始め、人生終わってる!と死にそうな時期もありましたが、紆余曲折ありまして、現在精神科に通院中でございます。

私は頭がおかしい人間。では無く、解離性障害という病気でした。

解離性障害とは、解離症とも呼ばれ、数分から数時間、ときに長期間にわたって、自分が行った活動を完全に忘れることがあります。一定期間の記憶が欠落していることに本人が気づいている場合もあります。さらに、自分が自己(記憶、知覚、自己同一性、思考、感情、身体、行動など)から切り離されているように感じることもあります。あるいは、周囲の世界から切り離されているように感じることがあります。そのため、自己同一性の感覚、記憶、意識などが断片化しています。(MSDマニュアル家庭版より)

記憶が無くなる(解離性健忘)、現実感が無くなる(離人症)があります。

他の子の存在については、他の人格が表に出ることが無いので、解離性同一症、いわゆる多重人格ではありません。

医学用語ではありませんが、内在性解離という状態みたいです。

さて、ここまで私の病気について書いてきました。
中の子について詳しく書こうと思っていたのですが、予想以上に長くなってしまった為、続きは後編で書きたいと思います。

しばらくは毎日更新を目指したいと思っている為、また明日お会いしましょう。
ありがとうございました。

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