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Tiglon Partners 社員インタビュー エグゼクティブディレクター 上田浩彰

Tiglon Partnersの社員インタビューシリーズ。
10回目の今回は、エグゼクティブディレクターの上田浩彰のインタビューをお届けします。大学在学中に教育業界でフリーランスとしてキャリアをスタートし、大手商社にて人事を経験後、大手組織人事コンサルを経て、エグゼクティブサーチ業界のコンサルタントとしてのキャリアを選んだ上田。これまでの経験、事業会社の人事や組織人事コンサルを経てエグゼクティブサーチにたどり着いた背景、コンサルタントとしての採用・転職支援事例、Tiglon Partners入社後の現在のチャレンジやこれからのビジョンについて語ってもらいました。


Tiglon Partnersでの仕事

現在の仕事、担当領域について

ー現在、上田さんが担当されているお仕事を教えてください

コンサルティング業界を中心に、幅広い業界の転職のご支援をさせていただいています。コンサルティング業界の転職ご支援では、サービスラインとして戦略/M&A/新規事業/組織人事/DX/業務/SDGs/財務会計まで幅広く、またインダストリーとしても、製造/金融/流通/商社/医療/公共/通信/エネルギー/メディア/ハイテクなどの領域を横断的に担当しているため、非常に広い領域でのご支援をさせていただいています。
またコンサルティング業界以外では、金融、IT業界など一部事業会社のIT・SDGsポジション等もご支援実績があります。

エグゼクティブサーチに辿り着くまで

大学在学中にフリーランスでキャリアをスタート、その後大手商社の人事へ

ー上田さんは大学在学中からお仕事をされていたと伺いました。まずはキャリアのスタートの頃についてお話をお聞かせいただけますか

大学在学中に、大学受験の予備校で講師をしていました。最初はアルバイトからスタートしたのですが、仕事がとても面白かったことと、講師として高い評価を頂いたこともあって、超進学校生を専門にした予備校で、業務委託で講師としての仕事をしないかとお声がけを頂き、大学在学中でしたがフリーランスとして仕事をスタートしました。

当時フリーランスではありましたが、同世代の社会人と比較をしても高い水準の報酬をいただいていました。教育業界での仕事の面白さもあったのですが、もう少し幅広い視野で社会人経験を積んでいこうと、大学を卒業したあとに改めて就職活動をしました。当時はコンサルティング業界を中心に検討していたのですが、最終的には大手商社を選びました。幹部候補採用であったこと、自分から自社の課題解決に取り組める環境があったこと、また自分で行きたい部署を選べるということが入社の決め手になりました。
入社後は、希望していた人事部に配属になり、自社の人事制度の構築や改善などに取り組みながら、オペレーションやシステム周りの改善施策の取り組みなども行い、幅広く自社の業務改善に取り組む機会をいただきました。

その後、大手組織人事コンサルを経て、エグゼクティブサーチ業界へ

ーその後、大手組織人事コンサルを経て、エグゼクティブサーチ業界へのキャリアを選ばれた経緯をお聞かせいただけますか

大手商社での人事として、人事制度をはじめとしたさまざまな自社の課題解決には取り組むことができた一方で、よりさまざまな企業の組織人事課題の解決に取り組みたいという思いが強くなり、組織人事コンサルに転職しました。
大手企業を中心に、さまざまな分野で事業展開するクライアント企業に対してコンサルティングを行い、採用、人事制度、風土改革など様々な組織人事課題に向き合いました。この時培った経験は、今の自分自身の社会人としての礎となっていると感じています。

組織人事コンサルタントとして仕事をしはじめて数年が経過し、様々な企業様の組織人事課題の解決に向けた実績もできてきた頃、仕事に向き合いながら、異なる課題意識が芽生えはじめました。企業側の組織人事課題は、コンサルタントが外部の立場から解決に向けた支援をすることもできるが、究極的には自社で優秀な人材を採用し、適材適所の配置を行い、自社内で課題を解決できる状態にするほうが企業の本来あるべき姿なのではないかということです。また、個人側の課題として、そもそもキャリアの選択が適正でなく、パフォーマンスを発揮できていない方が多くいることも感じていました。

そうした課題意識に取り組むことができるアプローチは何になるのだろうかと考えていたところ、望むキャリアを構築していくことを求める個人側、優秀な人材を採用し適切なアサインをする企業側、双方のご支援をしながら、個人側と企業側双方のニーズをすり合わせるエグゼクティブサーチの仕事なのではと考え、現在に至っています。

印象に残っている採用支援・転職支援

ー上田さんがこれまで取り組まれた採用支援・転職支援の中で、特に印象に残っているエピソードをぜひ聞かせてください

求人票がないサステナビリティ領域のITポジションで年収800万円アップ

様々な候補者の方々にお会いをする中で、サステナビリティ領域の知見とITスキルが非常に高い候補者の方とご縁をいただきました。お会いしたタイミングでは具体的な案件はなかったのですが、この分野でこれだけの経験・知見をお持ちの方は珍しく、サステナビリティ領域が注目される中でコンサルティング業界でニーズがあるのではないかと強く感じ、候補者の方に許可をいただいた上で、各社に提案をさせていただきました。すると、大手コンサルティング会社各社で「ぜひお会いしたい」というお返事をいただき、複数社で選考が進みました。
結果的に、サステナビリティ領域に取り組むコンサルティングチームの立ち上げフェーズであり、経営陣と相性がよかった外資系大手コンサルティング会社にご転職が決まりました。当時40代前半というご年齢で、募集ポジションがないところからご支援がはじまり、コンサルティング業界未経験ではありながら、年収は800万円程アップされてのご転職になり、非常に印象に残っている転職ご支援のひとつです。

候補者の方にとって何がベストかをフラットな視点で一緒に考える

これまでも数多くの採用支援・転職支援に携わってきましたが、その候補者の方にとって何がベストかをフラットな視点で一緒に考えることを大切にしています。
以前、転職ご支援をさせていただいた30代後半で某大手企業の人事責任者をされていた方で、転職をするか、独立をするかで悩まれていました。最終的に独立するという選択肢を選ばれ、ご転職の支援には至らなかったものの、後日、その方から会社に菓子折りが届いた、ということがありました。お電話でお礼をさせていただいたところ、その方にとって、私と話をしながらキャリアの棚卸しをしながら今後に望むキャリアについて考えたことが、独立を決意する後押しになったというお言葉をいただきました。
私自身も、複数回転職をし、仕事としても人事関連のさまざまなトピックに携わってきた経験を活かしながら、それぞれの候補者の方がベストな選択ができるご支援をしたいと考えています。

タイグロンパートナーズで働く魅力

ーエグゼクティブサーチのキャリアは2社目となる上田さんですが、タイグロンパートナーズを選ばれた理由はどんなところにありますか?

本質的で質の高いサービスを届けられる環境

よりクライアント企業と候補者の方々に対して本質的で質の高いサービスをお届けできる環境を求めて転職活動をする中で、タイグロンパートナーズを選びました。
一定規模以上の日本の人材紹介会社はすべて調べた(!)と言っても過言ではないぐらい業界リサーチをしたのですが、その中で、信頼できる経営陣であること、コンサルタントとしての裁量や待遇、自分が提供したいクオリティサービスを企業・求職者ともに可能であるということなどを総合的に叶えられると感じたため入社を決めました。前職で一緒に働いていた同僚が所属していたという点も、安心感としては大きかったです。

ー実際に入社をしてみてどうでしたか?
ほとんど事前に想定していたイメージ通りだったなと感じています。経営陣は現場の声を大事にしてくれていて、業務上とあるトラブルが発生した際の経営陣の社内メンバーへの対応や姿勢を見て、改めて経営陣への信頼が高まった場面もありました。コンサルタントとしての仕事のしやすさという点でも、改めてタイグロンパートナーズを選んでよかったと感じています。

現在のチャレンジとこれから

ー上田さんの視点で、タイグロンパートナーズがこれから伸ばしていくべきだと感じる点はどんなところですか

私も含め、ここ数年タイグロンパートナーズには、業界経験者のコンサルタントが多数入社し、業容を拡大しています。もともとはブティック型のエージェントでしたが、業界や職種といった観点で扱う領域もますます広がっており、会社としてのステージが大きく変わっていく渦中にあります。
そんな中で、社内のオペレーションや関連のルールの整備、マーケティング施策、社内データベースの整備・活用促進、コンサルタント同士の連携強化など、業界のメジャープレイヤーで活躍してきたメンバーを中心に意見を出し合いながら、売上規模をもう一段階あげていくための社内環境のアップデートを行っています。
数年かけて整備していかなければならない課題もありますが、そうした会社が大きくなっていくフェーズを経験しながら、一コンサルタントでありながら、組織としての仕組みづくりにも携わることができているのは、私自身のキャリアとってとてもポジティブなことだと感じています。

ー最後に、上田さん個人としての今後のビジョンをぜひ聞かせてください

個人的な目標としては、まずは前職での成果を越える実績をタイグロンパートナーズで出したい、というのが目下目指しているところですね。また、自身として業績を上げながら、今後中途入社してくるメンバーが活躍しやすい土壌づくりにも貢献できたらと思っています。

タイグロンパートナーズがさまざまにある転職エージェントの中から、求職者の方の中で第一想起される会社のひとつとして名を連ねるぐらいになるまで、コンサルタントとしてはもちろん、私自身のこれまでの経験を活かせる場面があれば、よりさまざまなかたちで組織に貢献していきたいと考えています。

インタビュー実施:2024年4月




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