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教育デザインとは

インストラクショナルデザイン(略:ID)を直訳すると「教授設計」になります。
(大学教授の設計図を描くことではないです。念のため。)
分かりやすい日本語に置き換えるとすれば、教育デザイン研修設計学習設計等でしょうか。

教育デザイン(インストラクショナルデザイン)とは?

学習するための教材と体験の設計、開発、提供プロセスのデザインだそうです。※Instructional Design CentralWhat is Instructional Design?を意訳
学習に関わるあらゆる事象の総合的なデザインと言い変えても良いでしょう。
学校の先生で例えると以下の感じでしょうか?

1.生徒たちの現在の学力を知る
2.授業カリキュラムを考える
3.教材の選定やテストの作成等
4.実際の授業の実施
5.テストの結果等により自身の授業内容等を振り返る
(学習者の人間関係や精神状態、学習環境まで含めて考える必要があります。)

このプロセスをより効果的にデザインするための学際分野、と捉えて良いでしょう!

何の役に立つのか?

人間の学習に関わるすべてに役立ちます!例えば、
・学校教育(教師や講師)
・部下、後輩の教育
・ビジネス研修の企画
等の王道の教育はもちろんですが、
カスタマーサポートにおける製品の使い方の説明(カスタマーサクセスにも)
・アプリゲームでのチュートリアルの作成(UI/UXデザイン含む)
自転車に乗る時の訓練(練習?)
・寿司屋での寿司の握り方の修行(いわゆる認知的徒弟制)
等、あらゆる何かを教える状況で役に立ちます。

個人的には行動経済学と同じぐらい流行っても良いんじゃないかと思ってます。
(デザイナー界隈で行動経済学が流行ってる勝手なイメージ)

何を学ぶ分野なのか?

・何かを教える時の仕組みづくりの原則
・何かを教える仕組みの改善方法

教育デザインの基本的な考え方として「学習者の数だけ最適な学習プロセスがある」があります。教育デザインが学習プロセスをより良いものとするための働き方であると捉えた場合、デザインの仕方は無数に存在してしまうんですよね...
その中でも、基本要素となる考え方やデザインの基本となるフレームワークはあるので、それらを身につけてます。

後は、自分の状況と似たような事例を知って試してみる、の繰り返しらしいです。何とも泥臭い分野ですが、新しい分野は何でもそうなんでしょう。

例えば、上述の基本となるフレームはこの本にまとまってるかもしれません。
(この本はまだ目を通せてません...今後買って読みます!)

まとめ

1つの学際分野なので、サラっとまとめられるような内容ではないですね...
インストラクショナルデザインは面白い分野であると同時に多くの人の役に立つ分野だと思うので、これからじんわりnoteで発信して行けたらと思ってます。

次→教育デザインにおける基本要件


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