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一緒に働く人について(就職・転職における)

自分がどこの会社で働くか考える際に、一緒に働く人は大きな要素のうちの1つだろう。

価値観やビジョンなど、自分が目指しているベクトルにいる人と働ける方が自分が実現したいことを実現できる可能性は上がる。

そして、自分が目指すような能力と同じベクトルにある優れた能力を持つ人と働ける方が自分自身、日々向上している実感を持てる楽しさがある。

では、優秀な人・魅力的な人はどこにいるのか?


大企業からスタートアップに人材が流入している!?

近年、大企業の人材がスタートアップに流れ込んでいるのは確かな傾向として言える。

元戦略コンサル、元外資系金融、元商社、元メガベンチャーの起業家、取締役は多いし、このような人々が経営するスタートアップが増えていたり、急成長するスタートアップにこのような人々が増えていたりする。


今就活で人気な企業はなぜ人気か?

戦略コンサルを始めとする外資系コンサル、商社が今就活では人気だが、これらの企業に行くとセカンドキャリアに活きやすいというのは要因の1つだろう。

この根拠は、それらの企業出身の人が起業したり、ベンチャーやスタートアップの取締役になっているケースが多々あることから言える。

意識高めな20代前半に多いのは、

今自分が起業するのはあまりに競合優位性を持つことができないため、起業はしない、やりたいことが特にない。でも、経営サイドに回ることは見据えておきたい

といった考え方だ。


就活で1番人気な企業は常に移り変わっている

今は戦略コンサルや商社が人気だが、サイバーエージェントやDeNAに行くことがすごいとされていた時代、リクルートに行くことが凄いとされていた時代、外資系金融に行くことがすごいとされていた時代、電通やテレビ局に行くことがすごいとされたいた時代があった。

もちろん、今でもこれらの企業にいけることはすごいが、これらが何をもってすごいとされてきたか。


なぜ企業は就活で人気になるのか?

採用ブランディングの人達が頑張っている、という前提はありながらも、

年収×会社の知名度は従来から大きな要素で、今も大きな要素かもしれない。

また、知財を提供すること、大きなお金を動かすこと、国と仕事をすることなどによる高揚感もあるだろう。


企業出身の人達が起業なり、経営なり、事業開発なりで活躍すると、その企業すごいとなる、という仮説を提唱してみる。

リクルート出身の起業家が一気に出てきていた時、DeNAマフィア(元DeNA)という言葉が使われた時などがあり、(いわゆる意識高めな人の)就職先としても人気が出た。

最近は元戦略コンサル、元商社の起業家が注目されることが多く、(いわゆる意識高めな人の)就職先としても人気だ。


元~~に憧れ、その~~企業に入るか。

就活における人気は、その企業に最も優秀な人、魅力的な人が集まる時から遅れてやってくるという仮説がある。(もちろん絶対的事実ではないが、傾向として)

というのも、”人気”たりえるためには、ある程度門戸が広くて色んな人が入りたいと思えないと”人気”たりえないからだ。

実際に今就職で人気な企業の人に聞くと、ちょっと前の方が優秀な人がいたと言ってるケースが多い。


このように、元~が多く注目される時には、既にその系統で魅力的な人は~企業を出てしまっているケースが多く、その元~に憧れて~企業に入るのは少しずれているのではないかと思う。

その元~に憧れるなら、その人の会社で働いた方が、その人に通ずる魅力を持った人が集まっている可能性が高い。

社会で稀少性が高いなど重宝されるスキルや経験は結構短いスパンで移り変わる。

尊敬する、元~~の人のスキルを身につけるために~~企業に入っても、元~~の人にとって稀少な人材にはなりえないことも多い。


今、自分が経験すると良い経験は時によって変わる。

自分が今したい経験は何か、それはどういう人と一緒にする経験なのか、が大事かと思う。

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