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【入社エントリ】進み出したコミュニティマネージャーへの道〜巣穴から抜け出し、冒険へ〜

この度、2024年2月にtroccoUGのコミュニティマネージャーとしてprimeNumberに入社しました"たいがー"こと北川 佳奈です。
私の中に"入社したら入社エントリを書く"という固定概念があり、入社の経緯やコミュニティについての想いについて書き始めました。


私とコミュニティの出会い

学生時代、とにかく何かを掴みたくてコミュニティに参加

高校生だった私はひょんなきっかけからスマホを手に入れ、スマートフォンアプリに激ハマり。自分もこんな人の心を動かすアプリを作ってみたいという気持ちから大学では情報学部へ入学しました。

入学後、先輩たちが楽しそうだった映像制作団体の活動に惹かれ、気がつくと全くプログラミングやら開発とは縁のない世界に進みます。
当時は手を動かす、自分で調べるということに本当に縁のない人間だったので、プログラミング言語に種類があるということすら知りませんでした。
元々やりたかったはずのことに何も出来ていないことへ少し焦りを感じていた私は、とにかく何かを掴みたい一心で団体の活動を通して紹介してもらったWordCamp Kansai 2016へ当日スタッフとして参加することになります。
これが私のコミュニティとの出会いでした。

コミュニティの熱量が強い大人たちに圧倒される

高校で入試広報の手伝いとしてイベント運営等に関わったこともあり、イベントのスタッフとしての動きはある程度自信がありました。当日スタッフであれば参加できるかもしれないと、WordPressを聞いたことすらなかったにも関わらず私は初めての世界に飛び込んだのです。

知らない言葉ばかり飛び交う世界。ただスタッフとしては活動できたので、ひたすらコーヒーの補充やら会場準備を手伝いました。もはやバイトのようなポジションです。笑

たまたま同じ場所をスタッフで担当していた方から、聞きたいセッションがあれば参加していいよとお声がけいただきました。本当に何も知らなかったので、何もわからないのだがどれを聞けばいいのかと聞き、一緒にタイムテーブルを眺めました。そして、確かたまたま空いていたGitHub Patchworkに滑り込みました。

GitもGitHubもなんだそれは状態だったのですが、スタッフの皆様にたくさん手伝っていただき無事に完走できました。それはそれはたくさん助けていただいたのですが、当時の私はGitもGitHubもありがたみが一切分かっておらず、なんか終わったらしいという感想だけを持っていました。

セッションが一通り終わり、いざ懇親会。
なんだこの大人たち。すごく騒ぐんだな…と若干ビビり、初回参加の時は懇親会を途中で退散しました。(そんな私も今では騒ぐ側ですが。笑)

Alexaと出会い、AWSと出会い、コミュニティの沼へハマる

ただその後、なんとなく焦燥感に駆られた私は翌年のWordCamp 2017に一般参加者として参加します。
前年のイベントと会った方とも再会し、昨年同様どのセッション聞いたらいいのか教えていただき、いくつかセッションにも参加していました。新しく出会うものも多かったこともあり、正直すごく刺さったのかと言われると興味を持ち始めるくらいのレベル感でした。

しかし最後の演目であるLT大会。この時に起きた"私とAlexaの出会い"がコミュニティの深みにハマっていくきっかけとなります。
当時、UXという単語も初めて聞き、そもそも声で動くという新しい未来にワクワクが止まりませんでした。

そこから、私の中であれよあれよというままにコミュニティというものは新しいモノ・人に出会える場所だという認識が育ってきます。(当時の様子はブログも書いていたので、そちらも貼っておきます。)

その後は誘われるがままにWordPressのコミュニティ、AWSのコミュニティでもあるJAWS-UGにも参加し始めます。いろいろな人とのご縁に恵まれ、JAWS DAYS 2018のスカラーシップ制度を利用して、LT大会へ登壇することになりました。(この会がきっかけでたいがーと呼ばれ始めます。)

改めてAWSに対する熱量に触れ、今きっとこれに乗り遅れたらダメかもしれないと思いはじめ、いろいろなイベントに参加しました。
その数年後、こんなエンジニアの方を熱狂させるAWSに関係する仕事につきたいと思い、2020年4月、初の新卒入社の社員としてクラウドインテグレーターに入社しました。

気づけば社会人になって4年経っていた

本当に何がやりたいのかを考え直す機会がやってきた

前職では、本当にさまざまなことを体験させていただきました。開発案件のプロジェクトマネージャーに始まり、最後の1年は広報を担当させていただきました。その中でも特に面白く、難しいと感じたことが自社イベントの企画・運営でした。

もちろん次々に溢れ出るタスクを地道にこなす大変さはありましたが、人を巻き込んで一緒に作り上げることの面白さと難しさ、そして終わった時の安堵感は何にも言い難いものがありました。
色々な感情が入り混じった8ヶ月でしたが、総じて思うのはイベント大変だけど楽しかった!でした。

イベント運営が終わり、走り切ったからこそ「あれ、私は本当に何がやりたいんだっけ?」と思い始めます。イベントをやるのも、エンジニアの方が技術の話を楽しそうにしているのを見るのも楽しい。これは今までコミュニティに参加している上でも変わっていないことでした。これを仕事にできないのかと考えてたどり着いたのが、コミュニティマネージャーの仕事でした。

元々troccoという製品名は聞いたことがあったので、そのユーザー会のコミュニティマネージャーの募集があるらしいと聞き、とにかく中の人から話を聞いてみようと思いました。
JAWS-UG経由でお知り合いだった小島英輝さんに繋いでいただき、コミュニティマネージャーを担当していたなかむーさんとマーケティングを担当しているブライアンさんとカジュアル面談をしてみることに。

参加者として見た、初参加のtroccoUG

話す中で、primeNumberの中でコミュニティが大切にされており、これからコミュニティを育てていきたいと思っていることが伝わってきました。
しかし話を聞いただけではわからないことがあると思い、思い切ってコミュニティイベントに参加できないかと打診すると快諾いただきました。

実際に参加してみた上でカスタマーサクセスのメンバーとユーザーの皆さんとの結びつきの強さ、信頼感に驚きました。
その時、自分がコミュニティマネージャーになったとして、なぜここはそうなっているんだろう?なぜ、イベントのこの部分はこのようになっているんだろう?と次々に質問が浮かんできました。今考えると失礼なこともたくさんあったかもしれないのですが、その場でなかむーさんにぶつけまくりました。
その質問を通した上で自分でもここで出来ることがありそうだと感じたため、選考に進むことにしました。

最終面接で改めて考えたコミュニティのポジション

順調に選考が進み、いざ最終面接に。すごく緊張していました。
最終面接で覚えているのは「コミュニティはカスタマーサクセスが担当している企業とマーケティングが担当している企業がありますが、どちらが担当するべきだと思いますか?」という質問です。

改めて聞かれ、正直頭が真っ白になりました。相当パニックになっているのが伝わったのか、例えばカスタマーサクセスが担当しているのはSalesforce社などがあり、マーケティングが担当しているのはAWSなどがありますよね。と詳しく説明をいただき、どちらが正解かは分からないがどちらがいいと思うかと改めて質問されました。
マーケティング部門でコミュニティをやるぞ!と勝手に思い込んでいた私はその時改めて考えることになります。

troccoという製品はフリープランがオープンになり、さまざまな方にご利用いただけるようになりました。
その上でどういう使い方があるのか、活用するにはどうしたら良いのかをコミュニティを通して知ってもらい、より好きになってもらってファンを増やし、さらにそのループで新しい人にどんどん好きになってもらいたいと考えた時に、やっぱりマーケティングじゃないかと思いました。

オファー面談の丁寧さに驚く

無事に内定をいただき、いざオファー面談に。一番驚いたのはオファー面談資料の丁寧さでした。
会社説明はもちろんのこと、私の数年後の想定キャリアパスまで書かれており、本当に驚きました。(こちらは時期によって変わるかもしれませんが。)

マーケティング職が未経験の私は一から学ぶ必要がありますが、このようなステップで進んでいってほしいと数年ごとに分けたステップで説明を受けました。
ここまで丁寧に考えていただけると思っていなかった私は本当に驚きました。それまで人事の方には丁寧に相談も乗っていただいていたことも大きかったのですが、「私、ここで働きたい。」と思った最後の一押しでした。

これから大きくなっていくコミュニティと共に巣穴を抜け出す

今回、人生初めての転職でした。正直、最初の1週間は人のお顔とお名前を覚えることで割と精一杯だったのですが、徐々に慣れてきて、コミュニティを今後どうしていくのかを考えています。最近は皆さんと一緒に食べるお昼ご飯の時間が楽しいです。(頑張ってお弁当作り続けるんだ…)

コミュニティを通してデータ活用の可能性を改めて感じ、発信し、いろいろなことを試してほしい

データ分析は基盤を整えれば、なんでも出来るスーパーツールではありません。データ分析基盤を整えてようやくスタート地点に立ちます。
trocco自体はデータ分析を加速させるためのツールです。コミュニティを通して、実際使ったうえでの経験や知見などを共有してもらい、データを活用してどのようにビジネスを進めていきたいかを語り合い、お互いに高め合っていただくことで何か糸口を掴んでもらう。

そうしたループが回ることで、少し大きすぎるのかもしれませんが世の中はさらに面白くなるのではないかと思っています。

コミュニティマネージャーという職はその一歩を助けられるのではないかと楽しみです。

たいがーというあだ名を持っている私だからこそ、いろんな人に巻き込まれ、いろんな人を巻き込み、ユーザーの皆さまと巣穴を飛び出し、面白いコミュニティへ一緒に育っていきたいと思っています。
皆さんも一緒に自らの巣穴から飛び出て、ぜひ一緒に盛り上がっていただければと思っています。コミュニティって楽しいからね。

最後に

本当は入社してからどうだ話も入れようと思っていたのですが、思った以上に長くなってしまったのでもう一本書こうと思います。今月中には絶対描きます。(宣言駆動人間です)

(お決まりですが)primeNumberでは現在、一緒に働くメンバーを募集中です!ご興味があればカジュアル面談からぜひお話ししましょう!(私のXにご連絡いただいても大丈夫ですw)
募集職種もさまざまですので、お気軽にどうぞ!
カジュアル面談への申し込みリンクはこちら!


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