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オーバーホールしたCanon L1 でモノクロフィルム(自家現像10本目)

Canon L1をネットオークションで購入し、試写。レンジファインダーが微妙にずれている感じがあった(カメラの問題かレンズの問題かわからなかった)のと、1本だけ撮ったカラーフィルム写真が思いのほか普通に撮れたこと、好きなデザインのカメラということもあり、点検修理に出しました。約3ヶ月弱で我が家に帰還したので早速モノクロフィルムで撮影&現像した写真とともに紹介します。(Tri-X400/DF96/19℃/8'15"/DW)

カメラの紹介

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今回装着したレンズはCanon Lens 35mm f2.8。別の方から落札したものを一緒にオーバーホールへ出し、カメラとともに帰還。

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上面。Canonのこの時代のカメラの特徴のファインダー切り替え表示が見える。視野全体が、RFでは距離計拡大、50は50mm、35は35mmレンズの画角になる。シャッターボタンの周りのAと書かれている部分が回転するのが謎だったが、巻き戻しをするときにAと逆方向に回してから行うものだ。また、その近くにある小窓の赤い点はフィルムの回転と同期して動いてくれる機械式のインジケータ。シャッター速度調整ダイヤルはシャッターを切るとカシャっという音とともに回転する。フィルムを巻き上げると元に戻る。1/250〜1/1000の位置(白い点)が大変近い。

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下面にL1とモデル名が書かれている。写真右端のツマミを回転させるとフィルム室の開閉ロック解除&ロックとなり、カメラ側面の開閉スイッチだけスライドさせても誤って開かないようになっている。ライカのような裏蓋取り外しではない。デザインがそれまでのライカコピー機(裏蓋取り外しつまみ)と同様なのがおもしろい。

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背面はすっきりしている。ダイヤルはファインダーの視野切り換え用。日本製だ。

作例を少し

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作例は全て家の周り。上2枚は日中。下2枚は夕方の西日。現像の問題かスキャンの問題か、ハイコントラストな仕上がりになった。この辺りはまだまだだ。デジタル処理でもまだ調整はできそうなので、専用ソフトを買おうかと考えている。(現在はMac標準の写真アプリを使っている。)

終わりに

L1は好きなデザインのカメラなので、私にとって持っていて楽しく、撮影意欲も高まります。機械の組み合わせでカメラの複雑な動作をさせていて、いろいろな人のいろいろな条件でも故障しない仕組みなど、知恵と技術のかたまり感がカメラの重さ方伝わってくるように感じます。古いカメラですが、今回は中の方までよく点検整備していただいたので、末長く大切に使っていこうと思っています。

ということで今回の記事を終えます。ご覧いただいた方、ありがとうございました。

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