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「リーダーの人格は修羅場で磨かれる」~カインズ副社長・高家正行
今日はグロービス経営大学院提供の高家正行の講演を視聴しました。
高家さんのコンサルから事業会社へ転職されたご経験や経営者として重要に感じていることを話しています。
1. 経営リーダーの人格とは
・下記3要素が高い次元で備え、実戦で発揮できる。
全人格的要素(共感と信頼)
マネジメントスキル(論理的思考)
企業家精神(強い志・意志、ビジョン)
2. 経営の修羅場とは~経営トップになる前の~
・難易度高いプロジェクト(小さくてもフルセットの経営)
・権限がある(できれば辺境の地)
・優れた上司、PJオーナー
ハンズオンと全権委任の使い分け
課題が見え、仮説も持っている
視座が広く、視野が広い
3. リーダーのおかれた環境
・通常、平時と戦時は共存。トップは両刀使い
4. 経営トップの戦略バランス
1. 資金
2. 損益(水準、トレンド、中身)
3. 組織(ケイパビリティ、体温、個の人材)
4. 市場(競争・外部環境)
5. 戦略
6. ステークホルダー
5. 質疑応答 ※一部のみ
・三井銀行で出世頭だったのに、なぜカーニーへ転職したか。
→ 銀行時代に経営に興味があった。IBMが経営悪化した際にコンサル出身者が立て直した。プロフェッショナルな経営者になるために、マネジメントスキルが足りなかったので、コンサルへ転職した。
・経営のプロになるために、何を大切にすべきか。
→ 自分のキャリアを考える際に、「着眼大局、着手小局」を考えている。
最終的にやりたいことを持ちながらも、5年後にどうなりたいかという短期的な目標も持つ。
・なぜ経営になりたいのか。
→ プロフェッショナルな経営者になりたいと思っていた。なぜ山を登るのかのと同じで、特別な理由はない。
・創業家の企業の良い点はなにか。
→ 意思決定が速い。
・コンサルの経験が活きたことと活きなかったことはなにか。
→ ロジカルな思考はどこでも役に立つ。ただ、ロジックだけではない。違うことで組織を動かさないといけない。
6. 感想
コンサルから事業会社というご経歴が自分に似ていたので、ぜひ参考にさせていただきたくて視聴しました。
一番印象に残ったのは、経営トップの戦略バランスのところで戦略よりも組織の方が先に来るというお話です。組織のケイパビリティや体力的に実施する戦略が変わってくる。コンサルをしていると戦略、戦略とよく言いますが、実際に経営する時は資金、損益、組織の方が先に来るというお話はとても勉強になりました。
後は、リーダーの人格という箇所で、全人格的要素(共感や信頼)は自分の課題だと感じました。共感力を養い、信頼を得るにはどうすればよいか考えていきたいと思います。
こういう経営者の方の動画を無料で視聴させてくださるグロービスさんにはいつも感謝しています。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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