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読み聞かせにオススメ!大人も楽しめる絵本 ベスト5

コロナ禍で外出がはばかられる日々ですが、みなさんはどのようにお過ごでしょうか?

我が家では娯楽が少ないということもあり、もっぱら娘に絵本の読み聞かせをして遊んでおります。(写真は、教育番組「しなぷしゅ」の絵本を読んでいる様子)

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子供をひざにのせ、一緒に本をめくりながら読み聞かせする時間は何ものにも代えがたい幸せな時間に思います。子供というものは不思議なもので、本を読んでもすぐにまた同じ本を読むようにせがんだりします。

ただ、それが何度も何度も続いてしまうと、、、読むのがつらくなってきます!笑

当たり前というか、絵本によってはあまり面白くないものもあります。そうすると、そんな本を何度も読んでいくうちに、飽きがきて読み聞かせの声もだんだんと棒読みになってしまったりとか。。。

まあ、世のお父さんお母さんはみんな通る道なのかとも思ったりしますが、そんな読み聞かせリピートの試練(笑)をものともしない、読めば読むほど発見がある、素晴らしい絵本があるのもまた事実ではないでしょうか。

今回は、実際に我が家で何度も読んでいて、大人も読むのが楽しいと思える絵本をご紹介できればと思います。

あおくんときいろちゃん

イタリアの絵本作家レオ・レオーニ作の絵本です。レオ・レオーニは「スイミー」や「じぶんだけのいろ」などの他の有名な絵本も出している作家なので、その名前を耳にしたことがある人は多いかもしれません。

そんなレオ・レオーニの絵本の中で、私が一番好きな絵本なのが、この「あおくんときいろちゃん」です。

ストーリーとしては、"あおくん"と"きいろちゃん"のちょっとした冒険譚なのですが、切り絵のような画法で表現される絵がとてもカラフルでかわいい一冊です。なんのこともない絵ですが、何度見てもいいなあと思える不思議な魅力がある絵本だなと思います。

これなんなん?

次はガラリと趣向を変えて、ギャグ路線の絵本をご紹介したいと思います。笑

タヌキたちが平和に暮らす"ぽっかり島"に流れ着く、人間の道具の使い方をめぐる珍道中を描いた絵本です。Tシャツやホースや傘、、、色々な道具を「そんな使い方あり!?」と思わずツッコミを入れてしまう方法で使うタヌキたちに、クスリと笑ってしまうことうけあいです。

また、たくさん出てくるタヌキたちそれぞれが、各々キャラ立ちしていることも楽しいポイントの一つでしょう。

それもそのはず、作者の"くりはらたかし"さんは実は漫画を仕事にされている方だそう。「このタヌキちゃんはいつも○○してるよね〜!」みたいに、たまにはストーリーから脱線してタヌキのキャラを楽しむのも我が家流です。

一見すると???なタイトルですが、この絵本の面白さは折り紙つきです。京都在住の画家である"junaida"さん(HP : https://www.junaida.com)が手がけた絵本です。

非常に洗練されたカバーや表紙が特徴の絵本で、「の」という日本語を使って、不思議なストーリーが展開していきます。

わたしの・・・お気に入りのコートの・・・ポケットの中のお城の・・・いちばん上のながめの良い部屋の・・・

と、リズム感のある言葉に乗せて、独特の世界観の美しい絵が描かれていきます。声に出して読んでよし、絵をながめて鑑賞してもよし、インテリアとして飾ってもよしとパーフェクトな絵本ではないかと密かに思っています。

素敵な絵本なので、友達への出産プレゼントなどに贈っても喜ばれるような1冊ではないでしょうか。

スキャリーおじさんのたのしいものしりえほん

この絵本は個人的にとても思い入れのある本をご紹介したいと思います。というのも、私自身が小さい時にずっと読んでいて、楽しい思い出がある一冊なのです。

アメリカの児童文学作家であるリチャード・スキャリーの代表作であるこの本は、猫のハックルとミミズのローリーが住むビジータウンの日常を描くなかで、いろいろなモノの名前を覚えることができる本になっています。

登場する動物たちのイラストも可愛くて素敵なのですが、元々が英語の本ということもあり、所々で英語でのモノの名前も学べちゃう点もオススメのポイントです。遊びの中で自然に英語に親しむためのきっかけとしても、最適な絵本なのかなとも思います。

14ひきのひっこし

最後に私が絵本の中で一番好きなシリーズをご紹介したいと思います。図書館などでも置いてあることが多いので、ご存知の方もおられるのではないでしょうか。

森の中に住む14ひきの野ねずみの家族の日常を描いた「14ひきのシリーズ」は、その絵本の中で描かれる四季折々の豊かな自然、家族の心温まる幸せな日常を中心としたストーリー、登場する1匹1匹の個性あふれるキャラ、文章の優しい語り口などなど、、、その魅力は言い尽くすことがなかなか難しいぐらいです!笑

作者の"いわむらかずお"さんのインタビューを読むと、彼が自然の美しさや、家族で囲む食卓など、色々な想いを込めて作られた絵本なんだなと感じることができます。こうした心が感じられる本だからこそ、多くの人に長年愛されているのかもしれません。

ちなみに、14ひきのシリーズは「14ひきのひっこし」「14ひきのあさごはん」「14ひきのぴくにっく」「14ひきのおつきみ」「14ひきのさむいふゆ」・・・などなどがあり、計12冊で構成されます。今は我が家では図書館を利用して読んでいますが、いつかのタイミングでシリーズ全部買い揃えたいなと思っています。笑

おわりに

今回のnoteを書いていると、子供時代に自分が読んだ絵本や、その時の気持ちや状況がありありと思い出されてとても懐かしい気持ちになりました。

絵本は子供向けに作られるからこそ、作者のピュアな気持ちが表現されている名作が多いのかなとも思います。今回ご紹介した絵本は、私の個人的な好みが多分に反映されたセレクトではありますが、みなさまの幸せな読み聞かせライフにつながる、一つの参考になれば幸いです!

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