新型コロナウィルスの影響

ーー新型コロナウィルスの影響はありますか。
「はい。小さな影響がたくさんあります。元々インドアですが、家からほとんど出ることがなくなりました。こんなに自炊をしているのも初めてです。仕事にもかなり影響がありました」

ーー今回一番影響を受けたのは何ですか。
「質問とは違うかもしれませんが、3月に予定していた海外旅行がなくなったのがショックです。昨年の春から友人と計画していて、憧れていた国で憧れていたことができる予定でした。その旅行を楽しみにしながら約1年頑張っていたので、そのことが今も一番悔しいです」

ーーまたその国へ行けるチャンスがあるといいですね。
「そうですね。でもこういうことはタイミング次第なので分からないです。それでもまた海外旅行に行けるように、できることは頑張ります。あとはライブやスポーツなどの現地に行く予定もそこで友達と会う予定も全てなくなりました。私にとって現地に行くことは全ての活力なので、今は『無(む)』ですね」

ーーそういう方もたくさんいらっしゃると思います。
「私以外のそういう方々もそうだと思いますが、だからと言って無理をして開催はして欲しくないので、気持ちの持って行き場がないんですよね。演者には危険な現場ではして欲しくないし、もし何かがあって演者が傷つけられるようなことになって欲しくないし。あと催しのために考えて努力をされていた方々のことを思うと泣きそうになりますね」

ーーいつそういう楽しいことがまた始まるか分からないですしね。
「それがしんどいですよね。我慢をいつまですればいいのか分からない。あと実家に帰って両親や犬に会えないこともつらいです。でももし帰省を強行して悲しいことになるのは絶対に嫌なので我慢しています。早く会いたいです」

ーー突然ですが、政治的な話をすることはありますか。
「うーん、議論したりとかはないですが、日常会話として『あれはどうかと思うよね』ぐらいはあります。私はTwitterをしていますが、そこでは一切しません。政治的な話をすることはもちろん悪いこととは思わないですが、しなきゃいけないことだとも思いません。私にとってTwitterは趣味の情報を探したり、友人とコミュニケーションを取ったり、面白いもの探しのツールなので、日常のこととして稀に時事的なこともツイートしますが、基本的にはしません。SNSの世界では何かがあると『もっと意見をしろ』という風潮が最近は強いですが、SNSは『意見をすることもできるツール』であって『意見をしなくてはいけないツール』ではないんですよね。あと誰が見ているか分からないSNSで、ソースもよく分からず話してしまう怖さもあります。ネットの世界で何かを言うと面と向かって話すより訂正がきかないところがあるので、そこを注意しているのもあって多少詳しい趣味的なことや推しのことしか話さないのかもしれないです」

ーーネットは自分の知らない人に伝わってしまうことも多いので、内容もですが書き方もより慎重になりますよね。
「そうですね、伝え方も大切ですよね。例えば友人や著名人が政治的なことで私の考え方と違うことを言っているからといって見方が変わることはあまりありませんが、言い方が気になるとそれはいつまでも残りますね。非常事態のときに人の本性が出るとも言われているし、この新型コロナウィルスの影響でそういう本性がより出ている人がいるのは私も感じます。まあ私もそうかもしれませんが(笑)。あと政党単位で書いている意見をよく見ますが、ちなみに私はそこまで信じている政党も政治家もいなくて、物事や意見のたびに賛成できる政党が違うので、選挙のときは毎回悩みますね」

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