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先生はカウンセリングができない

とっ散らかりながら書いてますが、今日は専門学校に就職した時の話です。


先生になろうと決めたものの…


さて、病院を退職して専門学校に就職することを決め。
求人サイトをとにかく見まくっていたわけですが、なんと就職先がない。

というのも、専門学校の教員の求人条件として、その分野の資格を持っていることでした。
例えば保育士の専門学校だったら保育士資格、介護だったら介護福祉士とか。
まあ当たり前ですよね。

そして私の希望は「心理学を教えること」なので、医療系とか福祉系、児童関連?の専門学校を中心に探していました。
流石にビジネス系の専門学校に出番はないと思ったので。

私は臨床心理士、公認心理師以外の資格は持ち合わせておらず(正確にはもういくつかあるのですが)、この2つは専門学校への就職には直接は役に立ちません。

なので最終的にはどうしたかというと、「直接メール大作戦」。
目についた専門学校に片っ端からメールを送り、自分の資格と経歴、経験などを書いて「心理学の授業ができます!自分の経験を交えて話せます!」とアピールしました。


するとその中の1つの学校が興味を持って下さり、面接まで漕ぎ着けました。運が良かったです。


教員…だよね?


そして面接をしたわけですが。

面接を通して分かったのですが、学校側が私に求める役割は教員として授業を行う以外にもあるようでした。

明確に役割として与えられたわけではありませんでしたが、ざっくりいうと期待されてたのは「学生のメンタルケア」。

というのもその専門学校には、大学にあるような「学生相談室」というものがありません。
その学校に限った話ではなく、そういった相談室・相談の専門家が教員とは別に配属されている専門学校というのはあまり多くないようです(自分の知る範囲の話ですが)。
そのため学生の悩みに対しては担任教員、またはその他の教員が対応しているわけですが、どうしても対応しきれないところがある。
その部分を臨床経験のある私にいくらか対応してほしいようでした。


できないこと、できること


もちろんその頃には心理職としてある程度の知識と経験はあったわけですが、それは別として私がこの専門学校に教員として入るならば、明確なことが1つだけありました。

それは「カウンセリング」はしないということ(というかできない)。

私はあくまでその専門学校の教員として就職しようとしているわけで、学生相談室のカウンセラーとして就職しようとしているわけではありません。
仮に教員として就職した後にいくらメンタルケアを望まれても、いち教員として学生に関わることはできますが、それと並行してカウンセラーとして学生と関わることはできません。
役割が二重になり、そのお互いの役割に悪影響を与えかねないからです。
それは学生にとって望ましくない形になります。
要するに「多重関係」になるから。

その辺のことをしっかり伝え、あくまで教員としての就職を望むこと。
その上で教員の立場でできることがあればやっていきたいということ。

それを伝えて、面接は終わりました。

結果は採用されました。


長くなりましたが、続きはまたどこかで。

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