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木原千春

1979年山口県生まれ。幼少期から画家を志し、高校を中退後、独学で絵を描き続ける。
1999 年ギャラリー伝(東京)にて初個展、数々の個展を開催、グループ展に参加。
「生命の気力」を、動物や昆虫など自然界のモチーフを使って色と形とストロークを生かし、描く。道具だけでなく手や肘や足など体をつかってダイナミックに描く作品群は人々に強烈な印象を与える。

「ART×TIDE」

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アセット 4-100

TIDEkihara作品・ポートレート・制作画像_200916_14

なぜ表現しはじめたんだろう

幼いころ唯一没頭でき自己表現できる手段だったし、人間として生まれて携われるこんなに面白い仕事はないと思ったからです。
小学4〜5年生のときに祖父母宅で「美術年鑑」という本を見つけて、そこで画家という職業があり、大好きな絵で仕事ができるんだと知り、画家になろうと思いました。当時漫画も好きでよく描いて、高校では美術部に入りました。夏休み美術室で絵を描くのが一番の楽しみだったのですが、先生の都合で美術部だけ夏休みの活動が中止になり、目的がなくなったので高校を辞めました。高1の最初の夏休みでした。
絵は祖父母の家でずっと描いていて(幼少期に両親が離婚をし父方の祖父母と暮らす)、画家になることを猛反対されましたが、祖父母も諦めたのか、最終的に認めてくれて応援してくれるようになりました。
私にとって絵を描くことは唯一自分の言語で話せる方法で、それを使って世界中の人とコミニケーションが取れて喜びや問いかけや可能性を生み出せ、人生を通して表現ができ自分(生物)の中に眠る未知数を呼び起こして本来の場所に帰郷させてくれる力があると感じ、迷わず突き進みました。
あともう一つ大きく背中を押されたのは、小学生の時の図工の教科書に載っていたレオナルドダヴィンチのモナリザとフランシスベーコンの叫び・頭部の絵との出会いでした。それはとても衝撃的で、その2人に「おいで」と言われた気がして、大きく励まされました。

作品で何を表現したいんだろう

あらゆる存在の火種、人や万物の創造の根本に触れる”エネルギー源”を自分を透過させて具現化したいのです。極端に言うと宇宙やビッグバンのような、はじまりの場所(エネルギー)を作りたいなと思っています。
上記を表現する為に生き物の形を借りて描いています。その中でも猫や鳥は繰り返し描いているモチーフです。
今回のTIDEとのプロジェクトのモチーフにもした猫は滑らかでしなやかで鋭くもあり存在として魅惑的で引き込まれるものがあるので選びました。そして制作上でもこれからも繰り返し描いていくモチーフです。

作品に向かい合う時間以外は何を気にしているだろう

常に無意識のアンテナを立ててるので絵を描いていない時も描いている感じです。常に何かを察知しようと無意識を張っているのだと思います。
あと、何気ない日常の景色や雲や月や空を見たり、道端の草木や、そこについてる虫を探してたりしてます。

自分の中で表現とはどういうことだろう

外部に対する伝達ツールと個の叫び。
個人的な感情と絵画表現の追求の二面性を使うので、客観性も必須で、なので表現とは”人間の可能性”だと思います。個の可能性と絵画の可能性、過去・現在・未来を紡ぎバトンタッチしていく作業だと思います。
あと表現で気を付けていることは、悲しいことや重たいことや感情的な事物を絵に描くときはそのまま痛々しく描くんじゃなくて、表現のフィルターに透過して見る側が入り易いように描くように意識しています。

表現の未来はどこにあるのだろう

表現の未来は”人の中”にあると思います。
今回我々が取り組んでいるプロジェクト自体がソレで、私たちは現在進行形の先端を生きているので、このプロジェクトを通して出逢う人達やものや環境や取り組み自体が未来をつくり化学反応を起こし広がりをもたらすと思います。目標に向かって諦めない前向きな姿勢が未来だと思います。

TIDEともの化する表現に何を期待するだろう

アーバン工芸=TIDEは香川県の最東端の東かがわ市に工房を構え地場産業を次世代に繋ぐために熟練の職人達と若い力で互いを高め合いながら、この大変な時代に技術と想いを形に残すべく奮闘しているチームと、我々現代アーティストのコラボは可能性の芽吹きなので、そのエネルギーを強い意志と柔軟な発想力で具現化させて、その合作を手に取って下さったお客様方に少しでもワクワク(生きがい)を共有していただければと思っております。ヒトもモノも出逢いだと思うので、意味のあるあたたかいものを作り出したいと思っております。
今回猫(Crawling cat)をモチーフに選んだ理由は私が猫が好きと言うのもあるのですが、猫の体の模様の這うようなうねりや波のように寄せては返すような滑らかで力強い感じがTIDEのバッグのパッチワークデザインと重なって見えたからです。TIDEのコンセプトでもある「The TIDE is turning」潮目を変え、形勢を逆転するというキャッチコピーがありますが、Crawling cat、その名の通り“這う猫”はTIDEの理念やこの絵に込めた私の想いを背負ってマルチウォレットの形に込めていろんな方の手元に届いてワクワクを共有して楽しんでいただけたら良いなと思っております。


略歴

個展
2001年
「木原千春展」Gallery Kitamura/企画:舟越桂 東京
「木原千春展」Space kobo&tomo 東京
2005年
「木原千春の世界展」神戸わたくし美術館 兵庫
2007年
「木原千春展+トークショー◇ヨシダヨシエ×木原千春」シブヤ西武 東京
「HEART2007」個展・グループ展/企画:山口県立美術館・山口県文化連盟・山口県教育委員会 山口
「木原千春展‐ANA MEETS ARTS」羽田空港/企画:全日本空輸株式会社 東京
2008年
札幌丸井今井 北海道
そごう神戸 兵庫
2009年
天満屋広島 広島
「木原千春展+ライブペインティング+トークショー◇山下祐二×木原千春」シブヤ西武 東京
そごう神戸 兵庫
2012~2019年
Vitalism1~Vitalism7ロイドワークスギャラリー 湯島
2020年
「CUREATURES / 木原千春」3331 CUBE shop&gallery 東京

グループ展
2006年
「VOCA2006」上野の森美術館 東京
「BAS 06」Bunkamura Gallery 東京
「イタヅ・リトグラフ版画工房展」DELL GALLERY@QUEENSLAND COLLEGE OF ART オーストラリア
「New Year’s card by japan Artists」Beograd セルビア
2007年
「Hommage中村正義-没後30年特別企画」羽黒洞 東京
2009年
「シブヤスタイル」シブヤ西武 東京
2010年
「Visage vol.2」GALLERY MoMo Ryogoku 東京
2014年
CORES+4 ロイドワークスギャラリー 湯島
2015年
「サンフェイス」ユニクロ池袋サンシャイン60通り店 東京
「新収蔵作品展」アーツ前橋ギャラリー1 前橋
「ペコちゃん展」平塚市美術館 平塚
2016年
「是々非々展」spiral 東京
「ブレイク前夜展」spiral 東京
2017年
「アニマル展」Bunkanuraギャラリー 東京
2018年
「Focus」TEZUKAYAMA GALLERY 大阪
2019年
「ブレイク前夜展」六本木ヒルズA/Dギャラリー東京
ブレイク前夜展×Ginza SIX、東京アートフェア
2012年 
「ULTRA004~エマージングディレクターズアートフェア」スパイラルビル 東京
ART OSAKA ロイドワークスギャラリー 大阪
2013年
ART OSAKA ロイドワークスギャラリー 大阪
2014年
ART OSAKA ロイドワークスギャラリー 大阪
Asia Contemporary Art Show ロイドワークスギャラリー 香港
2015年
ART OSAKA ロイドワークスギャラリー 大阪
2016年
ART in PARK HOTEL TOKYO ロイドワークスギャラリー 東京
2018年
ART ON PAPER NEW YORK
2019年
One Art Taipei 台北
2020年   
Art Fair Philippines

受賞
2009年
第13回前橋アートコンペライブ2009 グランプリ

その他
パブリックコレクション
アーツ前橋
星野リゾート界長門

11月14日14時よりMakuakeにて限定販売スタート
<購入ページはこちら>
https://www.makuake.com/project/artide/






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