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家庭円満のためにマッサージ屋さんごっこをする

『一緒に住んでるのに、2人の会話が少ない!!』
と気付いたのは、同棲開始から数ヶ月経った頃のこと。

私が残業ほぼなしの9時5時勤務なのに比べ、彼は夜勤ありのシフト制。
同じ家に住んでいても、顔を合わせるのは週の半分くらいだし、休みも月に2日合うかどうか。
激務の彼は、家にいる時もぐったりしながらスマホをいじっていることや趣味のオンラインゲームで友達と話していることも多く、生活に必要な話以外のちょっとした会話のきっかけが意外となかった。

最初はスマホをいじる手を止めてほしくて、スマホを奪って手のマッサージをしていたのだけど、すぐ興に乗る性格が作用し、今ではわりと全力でマッサージ屋さんを営んでいる。

「今日はマッサージ屋さん、やってる?」
と彼から声がかかると、
ベッドを整え、照明を落とし、アロマキャンドルを焚いて、癒し系音楽をかける。たまに私の体力がある時は、オイルマッサージをすることもある。

体を優しくほぐしながら、
「今日はどこがお疲れですか〜?」など、セラピストさんになりきって会話すると、
「いやー昨日は忙しくて足がパンパンで…」と普段聞かない彼の仕事の話が聞けたりする。

私が愚痴を話しながらマッサージすることもある。
「愚痴を聞いてもらって悪いな〜」という想いをマッサージによって相殺できるし、人の全身を揉むのは軽い運動になるので、終わった後にはなんだかスッキリする。

もちろん交代して彼が揉んでくれることもあるのだけど、私は意外と揉む方が好きなようだ。
最近はお店でマッサージを受けていても、「あ、ここ押されると気持ちいいな〜…彼にもやってあげよう…」とついリサーチしてしまう。

あまり力強くやると体を傷つけることもあるかもしれないので、まずはセルフマッサージをしてみたり、パートナーと一緒にストレッチしたりすることから試してみてもいいかもしれない。
自分とパートナーの癒しになる時間を全力で整えるの、おすすめです。

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