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② 新社会人だけが持つ価値の話


はじめに


こんにちは、せーさんです。

前回の投稿から時間が空いてしまいましたね、
実はこの間、コロナに蝕まれておりまして…

「隠れコロナ」「熱なしコロナ」がXでトレンド入りする世の中なので、皆さんも気をつけてください。

さて、今回は、私の社会人一年目の話をします。
僕の思う「新人の役割」を考えます。


衝撃(?)の配属先


私が配属されたのは、教育行政の現場でした。
教員の人事事務をやることになったんですよね。

前回の投稿の通り、私の希望通りの部署でした。

ところがどっこい、実は近年稀に見るブラックな職場だったわけです。


①残業が驚くほど多い

②定時帰宅は悪、サボり同然と考えている

③みんな忙しすぎて、自分以外を気にかけない

④学校現場・保護者からあらゆる不満をぶつけられる場所


こんな感じです。
どのくらい残業が多いかというと、
月100時間を超える残業が、三ヶ月続きます。

まだわかりにくいですね

9時に出勤して、毎日23時過ぎに職場を出る。
これが月から金まで、12週間続く。


ちなみに土日出勤もあります。

でも、新人だからヤバさには気づかないんです。

「これは異常なんだ」という感覚が、私含め誰にもありませんでした。


繁忙期突入、肉体がダウン


幸い、私は仕事に一定の裁量が与えられていました。

なんだかんだ半年を過ぎた辺りから、組織のルーティンというか、動きをなんとなく掴めました。

やり方を変えてみたり、端折ったり
どこまで時短できるか挑戦してみました。

そして繁忙期突入。
「あれ?あんなに準備していたはずなのに。」
私を嘲笑うかのように時間は溶けました。

深刻な睡眠不足で、ある日仕事の真っ最中に気絶してしまいました。

1日休養して復活できたのですが、
こうなってやっと、初めてこの職場はおかしいんだって気づきました。


新人の存在意義を考える


私は思いました。

きっと皆、たまたまタフな人が集められ、たまたま壊れずに毎年やってこれただけなのだと。

「この人たちなら大丈夫」という、人でもっている人事はいつか必ず破綻する。

だってその人が居なくなれば、もうどうしようもないわけですし。

だとしたら、

「当たり前になってしまった間違いに、勇気を持って異を唱える。」

それが新人だけに与えられた、唯一の特権なんじゃないかと思ったわけです。

現状を疑えないというのは、恐ろしいことです。
特に新陳代謝の悪い組織なんかは、ほとんどがその状態です。


新人を巡る「永遠の命題」


「新人にどのような仕事を与えるべきなのか?」

それは上司・先輩となった社会人が、永遠に問い続けるべき命題だと思います。

何よりもまず新人は無知です。
ゆえに仕事に裁量を持たせるにはリスクが伴います。

これは「一年目の新人に任せられることなんて、たかが知れてるだろう」と。そういう立場です。

一方で「新人に何も冒険させなければ、技術も判断能力も生存戦略のどれも得られないだろう」という立場もあります。

私はここで
「どちらも間違いではありませんが…」
などと安っぽい感じで締めくくる気は全くありません。

私は前者を断罪します。
可愛い子には旅をさせるべきだと思います。
たとえ組織と新人の両方にとって、どれだけ困難な旅であったとしても、です


最後に


そう強く思うきっかけになったのはなぜか。
それは、私の一年目の課長の存在がかなり大きいです。

次回は彼の持つ「上司論」を交えながら、私の「新人の役割」についてもう少しだけお話します。

皆さん流行病にはお気をつけて。

前回の記事、下に貼っておきます。
ぜひ目を通してみて下さい。

では。

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