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部下の負担を考える~未だに悩むこと

カバーイラストはみんなのフォトギャラリーに追加します。
キーワードは
『おたより、学級通信、幼稚園、保育園、散歩』


以前、図書室勤務だった時期があります。

19歳にして、2人嘱託員が配置されているまとめ役に任命されました。

当時は何の仕事をするにも物珍しく、割と頑張って(でも相当手を抜いていた部分もあったけど)いました。

市立図書館の分館的な立ち位置だった図書室は、昔は賑わっていましたがその頃は建物も古かったりである程度の集客しかできていませんでした。

本の特集があるわけでもなんでもない、小さな小さな図書室です。

しかし、毎月の来館者の集計を見ていた私は、これは少し工夫をすれば集客数が上がるのでは?と考えました。

親玉である市立図書館に許可をもらい、私は『本の特集を毎月行う』ことと『図書室だよりを発行する』という目標を立てました。
このことを公民館長(図書室の配属は市立図書館下ではなく、公民館付けになっていた)にも許可を取りました。
誰も熱心に取り組もうとしない図書館のことだったので、許可も何もなく、好きにやれば?という感じでした。

このとき私が受け持っていた嘱託員は1名が50代の司書、もう1名が40代の幼稚園職員でした。
幼稚園職員は元々児童館を担当していたのですが、雇用の関係上児童館に数年配属されたら、一旦児童館に勤めることができないため、そのため雇用主が異なる図書室に配属されたのです。

幼稚園職員は私の考えに賛同でした。
すぐにこの目標に取り組み、また共に読み聞かせの時間も設けるなど意欲的に活動をしました。

ところが。
司書の方は、この件について遠慮気味でした。
『図書館、図書室というのは落ち着いて存在して来てもらうためだけにそこにあり、積極的にこちらから働きかけるのはやりすぎである』
と考えていたからです。

彼女の仕事姿勢は実に真面目なものではありましたが、仕事全体を見ても積極性には欠けていました。

しかし、私はこの2つの目標を決行したのです。

私と幼稚園職員はイラストも得意だったため、担当月は手描きの工夫を凝らしたおたよりを作成しました。

数ヶ月この状態で作業をまわしたところ、司書から不満が漏れたのです。
『私はイラストなんて描けないし、いつもコピーでおたよりを作っている。毎日の業務だけでも精一杯なのに、これ以上新しい業務が増えることについては反対である』

この言葉を、当時若すぎた私は職務怠慢であると判断したのです。

確かに図書室の仕事は忙しいタイミングというのはあります。
しかし、普段は割りとゆったりしています。
毎日事務作業があるわけでもないし、市立図書館と違って集客も多くなく、したがってレファレンスの数も少ないです。

しかし、今考えると彼女はこの空間を守りたかったのです。

そのとき、私は部下にかかる負担というものを考えていませんでした。
不満が出たこの件を相談できる相手はいませんでした。
私は当時上司からパワハラに遭っていたし、同じ公民館付きの図書室ではこうした取り組みをやってみよう、やってみたいという図書室があとに続いていたからです。

悩んだ結果、司書にはおたより用にコピーができる素材集を図書室に数冊備えました。
幼稚園職員にも「手描きではない部分を設ける」という約束をしました。
本の特集は隔月としました。
読み聞かせについては元々やりたいと言っていた主婦のボランティアを募り、幼稚園職員に担当をお願いしました。

今になってもなお、この対応でよかったのだろうかと悩みます。
結果として集客数は増えました。
レファレンスの数も増えました。

この後、司書はこの図書室勤務を無事任期満了で終え、そして数年後、また私が新たに勤務した別の図書室で仕事を共にしました。
その頃にはもうおたよりにも慣れていて、素材集を使って工夫をしておたよりを作成していました。

これでよかったのだろうか。
寄り添う仕事とは何かを、未だに考えます。

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