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実家の片付け記録 その1

最近のこと……といえば実家の片付けです。
今、実家を片付けています。
その記録をしていこうと思います。書いておかないと忘れちゃいそうだし。

2018年に父が亡くなりました。
母がひとり暮らしになって5年近く経つわけなのですが、
まーこれが元気いっぱいで。
それはいいことなのですが、いくら元気いっぱいと言えども後期高齢者ですから、先々この家ではきっと困る……と思ったようで
建て替えを決意したわけです(母が)。

建築士で、建築設計事務所をしていた父が建てた自宅(実家)は、総三階建てで、屋上もあり、母がひとりで暮らすにははっきりいってデカすぎる家でした。
7LDKに納戸が2つ、車庫は車三台分、奥に物置、廊下も広くて本棚が埋め込んであったり……建築士の自宅あるあるというか、まぁいろいろと実験的なおうちな感じ……。
おまけに三階建てで屋上があるということは階段だらけ。年寄りがひとりで暮らすような家でないことは確かで……。父はいずれホームエレベーターをつけるとか言ってましたが、亡くなってしまいました。

で、このままじゃ将来危なすぎる! 階段が多すぎるのも嫌だ! つかそもそも広すぎる! ということで、小さく建て替えることになったわけなのですが。
当然ながら、家が小さくなったら、今の家にあるものすべては入らないわけで。なので、断捨離するしかない。それも、かなり大規模な断捨離をしなければならない。ということになったのです。

いわゆる実家のお片付けは、どのように進んでいくのか。
まだ途中ではありますが、記していこうと思います。
今の進み具合はというと。

干支の置物だけで段ボール箱5~6個分くらい。これは全捨て。なんでこんなものがあったのかというと毎年くれる人がいたからだそうです。12年経って次の干支が来たらまた新しい置物をくれるので、前のが使えない! 当然ながら溜まってました。
その他の、価値があるのかないのかわからん置物。土産物。これらも全捨て。
絵画。これも、母と妹が選別することもなく全捨て(さすがに、これくらいは鑑定してもらった方が良かったのではと思ったけれど、母は面倒だったらしく全捨て。パンクな人なので)

例外は人形類(ひな人形等含む)。
これは神社へ持ち込み、お炊き上げに……。ちゃんとしてもらいました。
わたしのひな人形はお空へ行きました。

家具類。それこそ父親がかつて使っていたベッドや、祖父母の代からある古い和箪笥や茶箪笥。親戚に話をし、使いたいものは持って行ってもらいました。今は半分くらいに減っている。最後まで残ったものは処分予定。

食器。これは使用しているものだけで大きな食器棚2個分あった。昔はお客さんも多く使っていたわけですが、今は母が主催で大人数を呼ぶことは無いわけなので、とりあえず食器棚一個分の食器を全て捨て、食器棚そのものは粗大ゴミへ。親戚に運んでもらった。

新品の食器(箱から出していないもの。これも多かった)も、親戚や友達に見てもらい、貰い手がいないものは全捨て。
調理器具や鍋も、大きいものは廃棄。
とにかく、いくらいいものでも使わないものっていらないのですよね。もったいないけど。

父の蔵書。これは全て古本屋さんに(わたしが欲しいものは抜いて持ち帰り済み)。
百科事典や文学全集は、1円にもならないらしいです。
でも、蔵書は比較的、選んだり再利用(古本屋さんへ)できるとわかったので、わたしが死んだときもそうやって古本屋さんを呼んで処分してもらえればいいやーと思いました。わたしが死ぬまではきっと、持っていたい本がたくさんあるけれど、わたしがいなくなったあとは誰かが読んでくれたらうれしいなと思う。古本屋さんって素敵な仕事だなと思った。

これくらいやったら、けっこう減ってると思うでしょ?
まぁ、減ってるけど……ここまでやってもまだまだあるの!!
こんなの序の口なんです。たぶんこれからが本番だぁ……。
大変です、実家の片付け。

でもねー、最近になって思うのは、
母が自ら先頭に立って片づけをしてくれる、これは本当にありがたいことなんだなあって。
古い家も、山ほどの荷物も、何の選別もないまま残されてしまったら、困るのはわたしと妹なのだから。

正直、最初は戸惑っていたんですけどね。
「こんなに全部、捨ててしまっていいの?」って。
でも、モノはやっぱり多すぎたら管理はできない。

事務所の片付けも並行してるんです。これが……
本や一般の資料は処分できたけど、実際の仕事のものがもう……

父は建築士だったので、関わった建物がたくさんあり、その資料やらパースやら設計図やら、
とにかく残されたものが多すぎるんです。
父は昭和のおじさんでしたから、若いころの図面はすべて手書きです。それが膨大……。
気持ち的には全部残しておきたいけれど、そういうわけにもいかず、
中から選んで「これは」と思うものだけを持ってくるしかないのですよね。

ちなみに母はこれから壊してしまう自宅の設計図とパースくらいしかもういらない、のだそう。

ま、でも。肝心の母が機嫌よく、
「あれこもこれも、ぜーんぶ捨てる! いいよもう全部いらない! 使わないし!」
って言ってくれるうちに、片づけたほうがやっぱりいいんだよなあと思うので、
まだしばらくがんばらなくちゃ、という感じです(あ、でも、がんばっているのは主に妹なのですが……)。









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