デーモン入ってる
デーモン(Demon)とは悪魔、悪霊、鬼などという意味である。
では、デーモンがどこに入っているのかというと、
あなたが使っているコンピュータの中に入っている。
コンピュータの中に入っているデーモンは綴りがDaemonなのだが英語では昔「Demon」を「Daemon」と綴っていた。
反論してくる勢力は「Demon」と「Daemon」は全く別物であり、勝手に同一視して悪魔と関係が有ると思い込んでいると主張する。
そうやって『間違っている』、『馬鹿馬鹿しい』と茶化しつつ露骨にシンボリズムを埋め込んでくるのが常套手段に思える。
コンピュータの中に入っているデーモン(Daemon)はプログラムである。
UNIX系OS(UNIX、Linux、MacOSⅩ)にて動作するプログラムで主にバックグラウンドで動く。
由来としてはギリシャ神話に出てくるダイモーン(Daemon、"デーモン"はここから派生した)
ダイモーンは神々が煩わせたくないと考えた雑事を処理した存在、同じようにコンピュータのデーモンもユーザが煩わされたくないタスクをバックグラウンドで実行する。
デーモンと同様の意味の用語としてWindows NTの"サービス"、IBM z/OSの"サブシステム"、IBM VMの"サーバ・バーチャル・マシン"などがある。
1963年、MITで働いていたフェルナンド・J・コルバトの研究チームがデーモン(daemon)という用語を初めて使ったそうだ。
そしてUNIXシステムがその用語を受け継いだ。
カリフォルニア大学バークレー校のグループが開発配布するUNIX派生OS、FreeBSDのマスコットはデーモン、つまり悪魔である。
BSDデーモンが持つ槍はプロセスのフォーキングを象徴している。
UNIXのようなOSでプロセスを生成する為のシステムコールを
fork(フォーク)と言い、forkする事をフォーキングと言う。
Demon、Daemon、デーモン、ダイモーン…と似たような言葉が出てきて分かりにくいと思う人がいるかもしれないが、とにかく密接な関係があるということ。
ダイモーンは古代ギリシャ、ヘレニズムの神話や宗教、哲学に登場する。
「人間と神々の中間に位置する、あるいは善性あるいは悪性の超自然的存在で、下位の神格や死んだ英雄の霊など」を指す。
色んな和訳例がある、鬼神、神霊、精霊・・・
ところで世界的に有名な歌手リアーナが2012年にリリースした大ヒット曲に「Diamonds」という曲があるが、「ダイヤモンド」が「ダイモーン」に聞こえる。
Shine bright like a diamond ダイヤモンドのような輝き
↓
Shine bright like a daemon ダイモーンのような輝き
以前から数々の悪魔との関連性を指摘されてきたリアーナ。
大ヒット曲『Umbrella』
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ご興味を持っていただけたらよろしくお願いします。 全てアウトプットする為の情報収集に充てさせて頂きます。