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少し前の自分が背中を押してくれる瞬間

こんにちは。
会社員になったことがない学生上がりの職人の私が個人事業主として奮闘している毎日をつづっています。今日は自分でも驚くのですが、少し前の自分が私の背中を押してくれる事がありました。

 今私は木の器の職人をしています。この仕事を木地師と呼びます。現代の木地師は一般的に材料屋さんから材料を購入し器に加工し問屋へ卸す事が主流です。しかしこのやり方では林業へお金が渡らず木材は安いままです。そこで私は独自の方法で林業の方から直接原木を仕入れ木へのフェアトレードとして器を加工し販売していくことを計画しています。この木に合わせた物作りは小ロットにも対応できる手仕事と大変相性がいいのです。

 しかし、この仕組み他の主流のやり方とは全く異なるので、周囲の職人からは理解されません。一方林業の方は物を作ることや販売を理解する事は難しいようで大きな期待が寄せられている様に感じます。

 理解されない苦しみと期待の重み、どちらも私にとって気持ちがぐらつき弱気になってしまいます。

やめようかな…。無理なんじゃないかなと思って立ち止まろうとした時、あるイベントの打ち合わせ時に林業の方から

「年末に向けてクラウドファンディング盛り上げていこうね!」

と言ってもらいました。

そう、これは私が少し前に「年末にクラウドファンディングやりますので推薦文よろしくお願いいたします!!」とお話したのです。

毎週やるぞ!いくぞ!……いや、不安いやいや出来ないんじゃないか、辞めたいの繰り返しの中で、丁度弱気の矢先に言ってもらえたのです。

あ。やらなきゃ。

自然と思う事ができました。
販売経験なんてないしついこの間飛び込み営業なんてあるんだ…なんて無知の私は足はやりたい事に対していつもガクぶる震えているし、思った事をはっきり言ってしまうから人間関係は上手く気づけた事は少ないし…けれど、少し前の自分が

「頑張れ!やるんでしょ!」

って言ってくれてる気がして…。


こんな事ってあるんだな。と思えました。
いつも自分の反省点ばかりに目を向けてくよくよばかりしているけど、

「過去の自分の行動が未来の自分を励ます」

どんな気持ちになっても怖くてもやるだけやってみよう。と思えました。
また同時にこれから先も気持ちの浮き沈みがあっても大丈夫なんじゃないかと思えた瞬間でもありました。

皆さんにもこんな経験ありますか?


よし、明日も頑張るぞー!

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