たか

東大三年

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人生の価値について、はした書き(共通テスト1日目に東大会場で起きた事件を受けて)

はじめに先日ショッキングなニュースを耳にした。 どうやら高校二年生の学生が共通テスト会場に乗り込み、受験生やその場にいた方を刺傷したとのこと。 数年前センター試験を受けたこともあり、被害にあった受験生を思うと自分のことのように感じられ、非常に痛ましい感情に襲われる。 一方で、加害者の肩を持つ訳では一切ないが、その立場に全く感情移入できない訳ではない自分がいる。 受験生は「偏差値が高いか低いか」という一次方程式的な、さらには「合格か不合格か」という0か1かの評価基準の中

    • 事例2.1 『問題解決プロフェッショナル』から見るSHARPの技術革新(スパイラル戦略)

      ここでは、ゼロベース思考の例として液晶技術により世界的な企業になったSHARPの例が書かれている。 当時の情勢(1960 年代後半-1970 年代) 日本では電卓産業が盛んで、最盛期には50社以上が参入していた。電卓産業は熾烈な価格競争になり、生き延びたのはカシオとSHARPの2社だけであ SHARPは電卓の薄型化を目指して開発を行っており、その中で液晶の技術を磨き上げていた。 しかし発光ダイオード、太陽電池、半導体レーザー等を次々に生み出していたシャープにとっては、一部

      • 『問題解決プロフェッショナル』からみるZARAの経営戦略的特性

        問題解決プロフェッショナルでは、「ゼロベース思考」の成功事例としてZARAの経営手法が紹介されている。 当時のアパレル業界 アパレル企業はベーシック志向とトレンド志向の二つに大別される。 ベーシック志向のアパレルブランドは目玉となる商品を、低賃金の海外にアウトソーシングした工場で低価格大量生産、作り置きする手法をとっていたが、在庫処理などに悩まされていた。 一方トレンド志向の企業は流行の商品を主力として販売していたが、分割されたサプライチェーンの構造から、需要への柔軟

      人生の価値について、はした書き(共通テスト1日目に東大会場で起きた事件を受けて)

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