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一人が当たり前になる時代はすぐそこ。単独世帯は3,625,810世帯で、一般世帯の50.26%を占める東京で「ひとり」について考える。博報堂生活総合研究所の資料が面白かった。


日経クロストレンドに掲載されている博報堂生活総合研究所の「ひとり好き」についての記事が面白かったので気になるキーワードをピックアップしました。

日本社会は「総ひとり好き」に向かっている。博報堂生活総合研究所の30年前と今の生活者調査からは、そんな変化が見えてきた。調査結果の詳細を解説した前編に続き、後編では「ひとり」を追い求める生活者が社会や消費に与える影響、そのエネルギーのポテンシャルについて深掘りする。

消費・市場を変える新キーワード「ひとりマグマ」のポテンシャル

30年前の調査との対比になっています。
内容をChat GPTに手伝ってもらって要約すると:


- 社会の変化と「ひとり」志向の増加:この30年間で日本社会において、年齢、性別、結婚状況に関わらず「ひとり」を志向する人が増えている。この傾向は「総ひとり好き社会」と呼ばれ、人々が一人でいる時間を柔軟に選択し、状況に応じて人との距離を調整する。

- 「ひとり」行動のハードル:多くの人が「ひとり」の時間を求めているが、時間・費用などリース不足、環境の制約、自意識、対応力の不安などのハードルが存在する。特に女性や若年層、子育て世代にこの傾向が強い。

- 「ひとり」の新たな価値:「ひとり」でいることで感受性が高まり、自分自身と向き合い、好機を生かし、予期せぬ出会いがあるなどの価値が見出されている。

- 「静のひとり」から「動のひとり」へ:「ひとり」という概念は、静的なイメージからより動的なものへと変化している。この変化は社会や経済の活性化の可能性を秘めている。

- 社会・経済への影響:「ひとり」を志向する人々は、社会と経済を活性化させるポテンシャルを持つ。企業や自治体は「ひとり」行動のハードルを超える仕組み作りが今後の課題となる。

- 「ひとりマグマ」とその影響:「ひとり」を希求する熱いエネルギー、いわゆる「ひとりマグマ」は、人とのつながり方、集団の性質、人生設計、市場構造に変化をもたらす可能性がある。これは、個人の時間を大切にしながらも新たな関係を築くことの重要性を示唆している。

消費・市場を変える新キーワード「ひとりマグマ」のポテンシャル

博報堂生活総合研究所のより詳しいレポートが読めるサイトはこちらから:

世帯構成などを見るとひとりが前提になりつつある社会です。

東京都の2022年1月に発表した「令和2年国勢調査人口等基本集計結果概要について」によれば:

①東京都の総人口は14,047,594人で、平成27年より約53万2千人増加

②単独世帯は3,625,810世帯で、一般世帯の50.26%を占める

③一般世帯の1世帯当たりの人員は1.92人で、平成27年に引き続き2人を下回る

④65歳以上世帯員の単独世帯が増加し、一般世帯の1割を超える

東京都の2022年1月「令和2年国勢調査人口等基本集計結果概要について」


「ひとり」についての認識の過渡期です。
これからは「ひとり」が前提になる時代。
30年後の2053年!に「ひとり」とは何か、知りたくなりました。
そして、その時の家族や社会の行動様式を決める価値は何か、想像してみましょう。
未来をつくる力を信じてより素敵な時代になっていることを期待します。


人口問題は改めて身近なものであることを実感する資料でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは、また。

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