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Special in You in 浦和、パルコ浦和が好調な理由を考える。

さいたま市にある「パルコ浦和店」が好調です。
日経新聞の記事を参考にしながら、その理由を考えてみます。



「浦和店の利用客を年代別にみると20代、30〜40代、50代以上がほぼ同じ割合だ。特定の世代などに偏ったマーチャンダイジングはそぐわない。全ての世代に高感度なライフスタイルを提供するため、買い物だけでなく良質な体験を得られる店舗も多く導入した」

「パルコDNAを全世代に提供」 好調浦和店、郊外に商機 より金子店長のインタビューを引用

パルコのDNAとは?

都市カルチャーの先端を行くパルコらしさ。

「期間限定の店舗を数多く導入している。ヴィンテージのバッグなどを扱う店や米国の古着を扱う店など最先端の都市カルチャーを体験できる店に入居してもらっている。来店するたびに新しい発見があるようにしたい。楽しさの提案を目指すパルコのDNAは浦和店にも息づいている」

「パルコDNAを全世代に提供」 好調浦和店、郊外に商機 より金子店長のインタビューを引用


パルコのDNAというのは、パルコにしかできないこと


「SPECIAL IN YOU. 君も、特別。」という企業からのメッセージが、そのDNAをよく表しています。
このメッセージをバリューとして顧客に伝える活動が浦和店にはありました。

  • みんなが好きなものがある: パルコ浦和店には、年齢や性別、国籍を超えて楽しめるお店があります。例えば、最新のファッションやアクセサリーを売るお店、おしゃれなカフェ、おいしいごはん屋さんなど、いろいろなお店がそろっています。

  • 新しい発見がある: パルコ浦和店では、期間限定で特別なお店が登場します。たとえば、ヴィンテージのバッグやアメリカの古着を売るお店が一定期間だけオープンすることがあります。これにより、何度来ても新しい発見があるので、お客さんは毎回楽しめます。

  • 買い物だけじゃない: パルコ浦和店では、買い物だけでなく、体験も大切にしています。たとえば、記事にもあるようにパルコとして首都圏初のメディカルモールを導入し、運動ができるピラティススタジオや、ゴルフのシミュレーションができる場所もあります。文化的な活動の提案もあるでしょう。これによって、買い物以上のコトを楽しむこともできます。

コミュニティとの交流

  • 地域コミュニティへの場所(媒体)の提供: 「コロナ禍を経て生活圏の近くで買い物をする傾向がみられる」(パルコ浦和店金子店長)…。人々は自分の住んでいる地域でおしゃれを楽しんだり、買い物をするようになりました。新しい郊外型消費の誕生です。浦和店は地域の中心的な場所として、みんなが集まりやすい場所になっています。

  • 地域とつながる工夫: パルコ浦和店は、地域の人たちが集まり、楽しめる場所を提供しています。たとえば、最新のファッションを扱うお店のそばに、日本酒を売るお店があったりします。これにより、地域の人たちの興味に合わせた「パルコらしいゾーニング(金子店長)」による店舗配置により、来店したお客さんがもっと楽しく過ごせるようにしています。

まとめ

パルコのDNAというのは、パルコが大切にしているお客さんを楽しませる創意工夫のことです。
「SPECIAL IN YOU. 君も、特別。」というメッセージが、そのDNAをよく表しています。 パルコはモノ売りではなくコトを売る体験装置=メディアです。

そして、記事にもありますが、お店全体を通したゾーニングからパルコのDNAをお客さんへのバリューとして提示しています。

パルコ浦和店は、「SPECIAL IN YOU. 君も、特別。」というメッセージを大切にして、ターゲットである全ての世代が楽しめる工夫をしています。

誰もが自分の特別な魅力を見つけ、それを楽しむことができる場所を提供しています。その結果、たくさんの人が訪れ、「買い上げ」が増えています。

「前2月期の買い上げ客数は1082万人とコロナ前には戻っていないが、客単価はコロナ前に比べて6.3%上昇した。特筆すべきことは買い上げ率だ。入店客数は1086万人のため、来店客はほぼ商品を購入している計算となる。コロナ禍を経て生活圏の近くで買い物をする傾向がみられる」

「パルコDNAを全世代に提供」 好調浦和店、郊外に商機 より金子店長のインタビューを引用


地域の人たちが集まりやすい場所を提供し、コミュニティの中心的な存在になっています。

「お客さんが買いたいコト」を提示する活動を通じて、これからも、パルコ浦和店は地域の人々に愛されるお店として活躍すると思います。

浦和モデルは郊外型パルコの新しいカタチとしてより広い地域で展開されるのではないでしょうか?

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また。


*ヘッダーの画像はPARCOのHPより借用しました。


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