支子の色を私に
支子
コレ くちなし と読みます。
支子と聞いてパッと明るくなりました。
この色を私に届けてくれた人、井上いほこさん
#cocna 交換しませんか?であなたの雰囲気を伝統色で伝えてくれます。
井上さんのお言葉◎
「支子色(くちなしいろ)」
あと、勝手ながら梓さんの色をイメージしながら浮かんできた言葉があるので、それもお伝えさせていただきます。
好きなことに軽やかに進んでいける、そしてその時の楽しさや雰囲気が自然とあふれだし、周りも楽しくしてしまう、のイメージです。
ご自分が好き!ここかも!といった感覚の鋭さが際立っていて、そのまま行動に移せることに長けています。また(どこかはわからないのですが)土地や地面といった、大地からのつながりも感じます。
何かを新しく始めること、それをご自分のペースで拡げていくことで、だれかの希望となっているような気がします。
あー、私のことだ。そうよ!私は楽しいことが大好きで、好きと思ったことには一直線に進んで行く。パレスチナの地を初めて訪れた時のあの思いはあの地とつながりを受信していたんだ。やっぱり。納得。うん。
私が自分のペースで何かやっていることが誰かの希望になっている?!私は自分のためにやっているのだけど、その溢れる思いがだれかの希望に繋がっていたら恐縮至極と言いつつもとっても嬉しい!
何度読んでも、井上さんって私会ったことあったかな?って思ってしまうくらいしっくりきます。
それだけじゃなかった。
支子の色って聞いて色々思い出したんです。
源氏物語で源氏が夕顔との逢瀬の時、六条の御息所が無意識理に生き霊となり殺してしまう。その時、支子の花のさかり。御息所は自分に支子の花の匂いが染み付いているのに気づきます。そんな切ないシーンを思い出しました。歳を取るってどう言うことなんだろう?
そんなことを思った若かりし頃、御息所に心を寄せたくて支子の花の匂いを盛りの季節になると嗅いでいた。
*
私はおじいちゃん子
きっとクールな私しか知らない人たちは驚くほどだと思う。16歳年下の弟がいるが、彼が生まれた時おじいちゃんを取られたくない!って思ったほど。そんな祖父がたまに口にしていた渡哲也の名曲
『くちなしの花』
昭和歌謡っていいですよね。平成も令和も私は昭和歌謡が大好き!
井上さんと何往復かメッセージのやり取りをした。
古典が好き!
私も好きです!
イメージって霊感なんですか?
霊感っていうより、イメージなんです。
曖昧な感覚を色という言語に通訳してくれるんだなーって思っていたとき、ふと思い出した。
クチナシで染物したい!
私はいつだって突然。思いついたら即行動する。高らかに宣言する。
あれは高校だったかもう大人の前半だったか、祖父がまだ元気だった時で、もう仕事はしていなかったと思われる。
毎日、庭にあるクチナシの花が咲くのをチェックしてくれた。とうとう咲いて、そしてそれが実をつけるまで毎日クチナシの様子を見ては報告してくれて、時には一緒にクチナシの花の匂いを嗅いだりしていた。
結局1つだけ実をつけたのだが、大切にしすぎて私は染物ができなかった。ずっと大切に持っていた。
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ダイニングテーブルでいつも私と祖父は向かい合わせに座っていた。私のとんでもない話を笑って聞いてくれていた。厳しそうに見えるがたまに冗談を言うとてもユーモアのある人だった。九州男児というよりとても先進的でちょーが付くほどわがままな祖母を大切に愛していて、家事もなんでもこなす人だった。
鮮烈なイメージで、その瞬間タイムスリップしたみたいに祖父の優しさが蘇ってきた。
あなたにはおじいちゃんがいるから大丈夫よ。
母が離婚して父なし子になった私に祖母が言った言葉。
忘れていた思い出。そっか、私はだから大丈夫なんだ。
思い出させてくれてありがとう。
あなたがサポートしてくれた分を同じだけ上乗せしてパレスチナのジェニン難民キャンプで使います!!もしジェニンをサポートしたいと思ってくださった方はこちらへ< https://thefreedomtheatre.org/donate/ >