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私は何を求めて読んでいるのか?

三者三様な登壇者たち。



読むに重きを置いた日々を語るイベントに参加。

わたしは人と交流することが好きではない。

コロナでロックダウンする中、家で大手をふって引きこもれる最高!誰にも会わなくてていい!ラッキー!!くらいにしか思っていない。

それでも書き続けている、それは一体何なのか?何故なのか?人と関わるのが好きではないわたしは誰に向けて何のために書いていたのだろう?

子どもの頃から一人で本を読んで過ごすことが好きだった。それは今でもそう。いつも何かしらの本を読んでいる。フィクション、ルポルタージュ、歴史書 etc.....

そこに求めていたのは何?

このイベントには自分の”読む”という行為のその先にあるものを微かに見させてくれた。

追体験。

きっとそういうことではないかと思う。誰かの目を通して想像力を通して経験を通して、わたしも同じ体験をする。

人との交流を求めていないはずわたしが求めているものは共通体験。結局、人は一人では生きていけない。フィジカルで一人であっても精神的な孤立は体に悪い。

読むことは単に共感だけではない。
主張を同じくする人たち向けの読み物だけではなく、異論がある読み物、それを議論の場、わたしとは違うものがあるという経験。
意見が違っても、それが”ある”ということを受け入れること。

わたしの、あなたの存在が認められる。

孤独であっても孤立しない空間、それが書く、読む、読まれる世界。

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