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他と何が違うの?

諸事情により一日遅くなりました。申し訳なさのThreebread店主です。こんにちは。今回は、スリブレのパンらしさのお話。何が違うのか掘り下げています。ではどうぞ。


並ぶお店!?

初めてお会いする方に当店の話をすると、「いつも並んでますよね!」と言われます。
店主としては、いつも並んですごく忙しいっていう感じはなくて、平日だと1人並んでその後もゆっくりお客様がいらっしゃる、ということも間々あります。

幸い、販売を3年と少しやってきて、売れ残った日は数えるほどなのですが、メチャクチャな繁盛店という実感は店主にはないです。
作れる量も限られるので、すごく儲かっているわけでもないですしね。粛々とパンを焼いて販売しています。

かっこいいプレッツェルを作りたいです…

他との違い

そして今日の本題。
これは(恐らく初めて)買いにいらっしゃったお客様に言われるのですが、
「他と何がそんなに違うんですか?」、と。

いつも並んでいて早く閉まってしまう。そこに疑問を感じているのかなと解釈しています。

何が違うって、私が作っているからですよ!と自信満々に答えたいのですが、そう答えられたことは一度もありません。

とりあえず食べてほしいと思うのですが…美味しさは好みなので、そこで何かひらめくのも約束できないですよね。

室温23度くらいの時は、
バゲットは常温発酵です

粉の違い

粉が違うのか、とも言われますが、当店で扱っている粉はほとんどが一般に流通しているものです。
盛岡のパン屋さんではあまり使われていない粉もあるそうなんですが、それも含みでネットですぐ買える粉が多いです。

だた、ブレンドはこだわっています。
パンは西洋のものなので、お料理と同じく複雑にすると美味しさを感じやすい、そう思ってブレンドしています。
でも、小麦粉に銘柄があるのは日本くらいなようです。だからこそブレンドの楽しみがありますよね。

自分が思う味を手持ちの粉で表す。この作業はとても楽しいです。私の楽しさ、伝わっていてほしいなと思います。

クランベリー、くるみ入りの
小カンパーニュ

技術の違い?

他のパン屋さんの作業風景をあまり見たことはないのですが、私は丁寧に作っているというのは自信を持っています。

発酵にはかなり気を遣っていますし、分割も正方形に切り出し、その順番で成形します。生地を指先で扱うことも絶対にしません。

小さな気遣いの積み重ねが、失点の少ないパンを作り出すと信じて作っています。
技術をキープするために、時たま出身のパン教室に通っています。師がいるというのはとてもありがたいことです。

技術に含まれるかは分かりませんが、パンは、同じ環境、材料で作っても人が違えば違うパンができます。
良くも悪くも、私には私のパンしか作れないんですよね。

お客様を待つ
ラストカンパーニュ

ということで、次回からは何が違うと聞かれたら、私が作ってるからですよって答えようと思います。ちょっと自信出ました。

私は、自分が丁寧に作りたいからそうしています。それをおいしいと言ってもらえるのは、とても嬉しいしありがたいことです。
これからも、自分のために、そしてお客様の期待を裏切らないために丁寧にパン作りしていきたいです。

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