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新しい酵母の研修に参加してきました@東京

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さて本題です。

先週東京に出張してきました。新しい酵母の研修会参加が目的で、日仏商事さんへ。
粉末ですが活性があり、本来ある「小麦から起こした酵母」の味や香りが得られるという画期的な商品の研修です。

ちょっとそれ不健康なんじゃないの?と思われるかもしれませんが、ベースの小麦、乳酸菌、自然界の酵母を組み合わせてできたという説明があり、材料的にも自家製酵母にかなり近いと思っています。

実演と試食を体験して、自家製のルヴァン種(小麦由来の自家製酵母)やサワー種(ライ麦由来の自家製酵母)に遜色ない商品だと感じました。

生きた酵母の管理は、実は私は苦手です。ルヴァン種も育ててみましたが、ダメでした。
他にも、同様の商品として不活性のものは試しましたが、風味付けにすぎないと諦めていました。
ですが、今回は活性している酵母=生きている酵母なので、手軽に自家製酵母の良さを表現できます。素晴らしい!

ルヴァン種やサワー種は酸味の点で日本人に嫌厭されますが、きちんと使えば風味も味わいも深くなる美味しい酵母です。酸味も味わいの一つになるから不思議なんですよね。

という、いいことしかない酵母だと確信して帰ってきたので、早速試作をしていきたいと思います。なんとか当店の商品にしたいです。

デモで作られたパンたち

よりおいしくを目指して様々な研究や開発が行われていて、携わっている皆様には頭が下がります。
もちろん全部手作りも食べ物を作るポリシーとして間違っていませんが、私は自分の味やパン作りの技術を磨くことに集中したいので、それ以外の部分は適度に文明に頼ろうと思っています。

東京はいつでも刺激的な街です。またしばらくしたら訪れたいです。


最後に。今回のもう一つの収穫。
老舗のパン屋さん、明治屋さんのサンドイッチをいただいてきました。

パン作りが日本に本格的に入ってきたころのパンの位置付け、そんなことを想像できるようなサンドでした。
生活としてのパン、その背景を少しだけ感じた気がします。ごちそうさまでした。

素朴なのに品がある、
良い佇まいのパンでした

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