少し未来のパンの話(試作編)
立て続けにこのnoteを褒められて気をよくしているThreebread店主です。こんにちは。
今回は、少し未来のパンの話、といえばかっこいいですが、溜まっている試作のお話です。店主の備忘録も兼ねて、スタート!
試作という名の趣味
私はパンが出来上がっていく過程が大好きです。つまり、試作が大好きです。
作りたい味を想像して、それに向かってあーでもない、こーでもないと生地を作っていく。
そんな考える時間が大好きなパン作りオタクです。
ちょっと粉の配合を変えただけで全然違うパンになるんですよ。面白いでしょ?
そんな大好きな試作が今月はニ回くらいしかできません。12月はパン屋の繁忙期。でもやりたいことは沢山あります。形になるかは別として、今やりたいパンたちご紹介していきますね。
試作四点!
【イタリア】
イタリアをイメージしたパン。イタリアという名前で販売したいと思っています。
パスタにも使われるセモリナ粉を沢山使ったパンで、チェダーチーズもたっぷり。オリーブオイルは入れるか悩み中です。
こちらはもう数回試作しましたが、いまいちイメージ通りにならずにいます。
イタリア製パンという本まで買って、イタリアのパン作りのイメージを脳内に叩き込もうとしています。
この本、やっぱり国によって作り方が全然違うものなのだと感じさせられます。パン作りっておもしろい!
【雑穀のパン】
次回パン教室(できれば冬の間にやりたい)のために作りたいパン。
お世話になっている方が始めた量り売りのお店で売られている、県内産の雑穀を使いたのです。
今の所、麦ご飯をお粥にする案が一つ。
エゴマがヨーグルトに合うと店頭で見たので、パンでエゴマ入りのヨーグルトを表現したいのと、ソーセージとかと相性良さそうな香りがしたので、そちらを作る案が一つ。
使ってみなきゃ分からなさそうな雑穀2種類があるので、それで何か。の計3つの案があります。
雑穀のパンってあまりパン屋さんで売られていないけど、なんででしょうね。
【バンズ】
こちらは、とあるお店から「あったら使いたい」と以前から声をいただいているもの。
バンズって難しくないですか?作り手の感性を問われるパンだと思っています。
お肉用とお魚用にそれぞれのバンズを作ってみたいと思っています。
お肉は最強力粉を使って軽い仕上がり、お魚は柔らかい仕上がりがいいのですが、どうやったら柔らかいパンができるか思案中です。
【もち姫のハードパン】
もち姫、覚えていますか?去年の夏のお休みに一生懸命開発したパンに使った小麦粉です。
網目構造を持たない粉で、トーストすると正にお餅みたいになる不思議な粉。
これでハード系のパンがなかなか作れないと聞いたので、ハード系パン屋として俄然やる気が出ています。絶対作りたい。
以上、今の所やりたいパンたちの紹介でした。
営業しながらだと、一週間で二種類一回を試作するのが精一杯です。試作は何回かしないといけないので、来年度を迎えるまでに仕上がれば上出来かなと思います。
ということで試作が溜まっているので、年末に師匠の教室に行くのは諦めました。早くダメ出しされに行きたい気持ちを抑えつつ、自分のパンも大切にしていきたいと思います。
楽しい試作、楽しんで頑張ります!!
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