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「未来の自分という他人」が読んでも分かるような文章を書く

私が文章を書く際に、いつも意識していることが1つあります。
それは、「未来の自分が読んでも意味が分かるような文章を書く」ということです。

例えば、会社の研修報告書。
報告書には研修概要のほか、次の2点を必ず記載するようフォーマットが定められています。

  • 気づき
    →研修を通じて、自分が気づいたことは何か?

  • 行動変化
    →研修内容を今後の業務に活かすために、新しくどんな行動を起こすのか、今までの自分の行動をどのように変えるのか?

この時私は、上記2点に加え、研修の中で実施したワーク(演習)の説明も入れるように心がけています。

なぜか?
ワーク(演習)の説明は、「気づき」や「行動変化」に書かれた内容を理解するうえで欠かせない情報であり、この情報が抜け落ちていると、後から読み返す未来の自分が困るからです。

人間は、過去に起きた出来事をいつまでも鮮明に覚えていることはできないので、研修後1~2週間も経てば、受講した内容は記憶から薄れ、おぼろげになっていきます。

つまり、報告書を書いた当時の自分と、報告書を読み返す未来の自分はほぼ別人であり、研修の内容を覚えている前提で報告書を書くのは、未来の自分に対してかなり不親切、というわけです。

ブログやnoteも同じで、未来の自分が読んでも内容をよく理解できない文章は、まず間違いなく他人(=読者)には伝わりません。

「自分が書いたものなんだから、未来の自分でも問題なく分かるでしょ!」

という思い込みは危険なので、今すぐ捨てましょう。

「未来の自分は他人」とみなし、文章の中に当時の状況や感情をまざまざと思い出せるほどの必要な情報を盛り込めているか、確認するようにしたいですね!



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