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Androidスマホに心が傾く母と、それを止められない私。

今年の2月、「iPhoneが欲しい!!」と母が言うので、近所のauショップへ私も一緒について行きました。

母はAndroidユーザー、私はiPhoneユーザーで、6年ほど前からiPhoneを使い続けている私を見て、iPhoneへの憧れが抑えきれなくなったようです。

事前にWebで来店予約をしていたので、受付もスムーズ。
今回対応してくれることになった店員さんは、20代後半ぐらいの若い男性でした。

「AndroidからiPhoneに機種変更したいんですが・・・」
早速、母が男性店員に相談を切り出すと、彼は母の話を聞いたうえで、私たちが予想もしなかった驚きの提案を持ちかけてきました。

「僕個人の考えとしましては、iPhoneよりもAndroidをおススメします!」

そう言って彼は、店頭にある最新折りたたみスマホ「Galaxy Zシリーズ」の売り場へと母と私を連れていき、「あくまでも個人的な意見である」ことを強調して、Androidの良さをずらずらと並べ立てていったのです。

彼の話を聞いているうちに、母も気分が乗ってきたのか、

「え~っ、折りたたみスマホか~、珍しくてカッコイイかも~」
「他の人もあんまり持ってないみたいだし、これにしよっかな~」
「AndroidからiPhoneへのデータ移行も面倒だしな~」

と、徐々に気持ちが傾いてきて・・・
最終的には、当初あれほど渇望していたiPhoneではなく、男性店員が勧めた通り、Galaxyの折りたたみスマホを勢いで購入してしまいました。

家に帰った後、母は我に返ったようにしきりに後悔していました。

「あーあー、なんでAndroidにしちゃったんだろう、あんなにiPhone欲しいって言ってたのに、あの店員さんにすっかり乗せられちゃったな・・・」

その姿を見て私は思いました。
男性店員のペースに巻き込まれ、物珍しい折りたたみスマホへと徐々に心が傾いていく母に対し、ガツンと喝を入れてあげればよかったと。

「まあ、Androidがいいって言うなら別に、好きにすればいいんじゃない」
と、ただ黙って見ているだけではなく、

「ちょっと待ったーー!!iPhoneに変えたいってあれほど言ってたじゃんか!データ移行は私も手伝うから、最初に決めた通りiPhoneにしなよ!!」
と、iPhoneの購入を後押ししてあげれば。。。

次は何年後になるか分かりませんが、またスマホの買い替え時期が迫ってきた際は、「今度こそ絶対にiPhoneにするんだよ!!」と母に念押ししておこうと思います。

  • 他人に何を言われても、自分の意志を貫き通す

  • 判断を間違えそうになっている身近な相手を止める

この2つは、決して簡単なことではないけれど、後悔しないためにはとても大事なことなのだと実感した出来事でした。



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