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マルチタスクは悪なのか

 みなさんチームワークしてますか?
No.3代行を事業としてやっているthree.Tのウエツです。
「マルチタスクをやめる」
近頃SNSでこんな投稿をよく見かけませんか?
また、YouTubeやVoicyなどでこのワードを聞きませんか?
この【マルチタスク】についてボクなりに思ったことを書きます。

そもそもマルチタスクって?

 数年前から良く聞くようになった【マルチタスク】。
元々コンピューターの処理システムから使われるようになったと思われるけれど、最近ではビジネス上で聞くことも多い
ボクは現在の仕事柄
「マルチタスク大変じゃないですか?」
「頭がいっぱいになりません?」
「脳にストレスが溜まって・・・」
などと話をされることが多い。
複業(パラレルワーク)=マルチタスク
と思われている方が多い。
確かに、そう思われてあたり前と言ったらあたり前なんだけれど。
何にせよ、周りの人からしたら、あっちの業種やこっちの業務、やれそっちの人事やはたまた向こうの申請など、なんだかとても多彩なことをやっているように感じるかもしれない。

ただ、ボク自身はまったくそうは思っていない。

そもそも、【マルチタスク】とはどんなものなのか改めて調べてみた。

マルチタスク
複数のタスクを同時並行して実行するコンピューターのシステムを指す。「タスク」とは、コンピューターが処理するプログラムの処理単位のこと。複数のアプリケーションを起動しながら作業することができ、データの入力や集計、電子メールの送受信など指示した処理が終了するのを待たずに別の処理を行えるため、作業効率が向上する。なお、「マルチタスク(Multitask)」は日本電気株式会社の登録商標である。 
大塚商会IT用語辞典より

これを人間の仕事ぶりに置き換えたのがビジネス上の【マルチタスク】だろう。
人が複数のタスクを同時並行して行う様子。
または短期間にタスクを切り替えて行うこと。

こんなところではないだろうか。
例えば、
電話をしながら別のメールを返す。
提案書を作りながらLINEで連絡をする。
料理をつくりながら育児をする。
こんなものをイメージすれば分かりやすい。
〇〇しながら仕事みたいな感じかな?

パラレルワークはマルチタスクか

 では、ボクが行っているパラレルワークがマルチタスクに当てはまるのか。
ボクの答えは『NO』だ。
もちろんマルチタスク的な動きをするときもあるので、決してゼロではない。
それをしないと追いつかないときもある。
ただし、しっかりと言っておきたいことがひとつ。
それは・・・ボクがマルチタスクが苦手だということ。

 これは、昔から自分では思っていたけれど、以前勤めていた会社で露呈に露呈した。
要は露呈しまくった、ということ笑。
前に勤めていた会社の社長が、ボクが工作機械メーカーにいたときの働きっぷりを見て「アイツはマルチタスクができる」とどうやら思っていたようで、ボクに様々なことを投げかけてきた。
すると、マルチタスクは苦手だけれど、新たなことはやってみたいボクはほとんどの依頼に対して『YES!』と答えていたためタスクはどんどん溜まる。
社長はなぜだかウエツから全然仕事の進捗状況報告が来ないから、あれはどうなっている?これは今どんな状況だ?と聞く。
するとボクはすべて「少し進んで今こんなところです」とまるで牛歩作戦かのような進捗状況を伝える。
こんなことが何度かあって、「おまえはマルチタスクに向いてねぇ!」と流石に思いっきりフィードバックを受けた笑。
御名答。
ボクはマルチタスクが苦手です。
特に納期が無い(もしくは長い)タスクの優先順位を付けるのが下手中の下手。
ということで、ボクに余計な情報が入らないように、アイツが何かしているときは極力別の案件を振らない、という暗黙のルールが出来上がったくらいだ。

そんなボクが自分の仕事としてマルチタスクをできるわけがない。
だからパラレルワーク=マルチタスクというのは間違っている。
そういう要素もある、というくらいのものだ。

パラレルワークは【GOING MY WAY】

 例えば、自分が仕事をしている途中に電話が鳴って出ると、そちらに気を取られて今までやっていたものが止まってしまう。
再度仕事に戻ろうとすると、どこまで手を付けたかなどある程度振り返りながらやらないと分からなくなってしまうことがある。
これは多くの人が経験していることだと思う。
ボクも完全にそちらの人間なので、やはりかなり効率が落ちる。
ただ、パラレルワークではそんな状況は日常茶飯事。
だからこそやり方が大切。
キーワードは
【GOING MY WAY】

まず、自分が集中しているときは極力電話に出ない。
もちろん緊急的な用件だろうと想定できるときは出る。
ただしそれ以外は出ない。
電話の内容は今までの経験上、後で折返ししても問題ないものがほとんど。
また、用件だけ伝えたい人はメールやLINEを使って連絡もくれる。

それからとことん共有。
スケジュールをはじめ、他の人と進めたい仕事やプロジェクトのデータはすべて共有している。
そうすることで、この【GOING MY WAY】を途切れさせる要因が極力減る。

ボクのスケジュールが知りたい人はカレンダーで確認ができる。
あれはどうなっている?と確認したい場合は共有データでわかる。
欲しい情報やデータも共有されているので連絡を取らずともOK。

有り難いことにリトルコンシェルでkintone、京都の会社でサイボウズOfficeと関わる多くの会社でクラウドを活用し情報共有されている。
共有!共有!というボクにとっては本当にサイボウズ様様です。
その他様々なツールを使いながら極力【GOING MY WAY】が崩れないようにやっている。
元々あまり電話が得意でないというのもあるかもしれないけれど、あいつに電話してもすぐ出ること少ないよな、と思っている方すみません。
こんなわけで基本コールバック派です。

そんなやり方と皆さんの協力でなんとかパラレルワークをこなせている。
仕事が多岐に渡るためマルチではあるけれど、【マルチタスク】ではない。
【シングルタスク】をマルチにこなしているだけ。

【マルチタスク】が得意な人はすごいと思うので続けて欲しい。
不得意な人は【シングルタスク】をマルチにこなせば同じように仕事をすることもできる。
だからこそ【マルチタスク】は悪ではないし、【マルチな仕事】も悪ではない。
要はやり方です。

むしろ【マルチな仕事】のパラレルワークは楽しい♪


GOING MY WAY.

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