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Chromebookで駆け回る

 みなさんチームワークしてますか?
No.3代行を事業としてやっているthree.Tのウエツです。
最近では日に1度は聞くことのあるリモート(テレ)ワーク。
メディアでも取り上げられ大分一般的になってきてはいるものの、まだまだ変革の必要があるのも事実。
大企業では採用されているところもあるかもしれませんが、都内の通勤ラッシュはあまり変わりがないようにも思います。
もちろん業種によって可能、不可能があるはずなので全てにおいて取り入れられるものでもないと思いますが、もっとこの環が広がればいいなとも思います。
今回はそんなリモートワークについて感じたことを書いてみようかなと。

何を使ってリモートワークをするのか

 2度目の緊急事態宣言の最中、ボクがサポートしているセルフエステのお店「MYTHEL」も時短営業やスポット営業を行っていた。
スタッフの子たちは都度しっかり消毒等の対策をしてくれているものの、やはり対面になることもあるため、なるべくリスクを回避するための策だ。
ただ、お店にはノートPCやタブレットが溢れているが、お店での対応だったりお客さまに使っていただくものなので持ち帰ることはできない。
社員の子たちが会計処理や資料整理をするのにはお店に行かなければならない状況だったため、リモートワークを検討した。
幸い、ほとんどの作業をクラウドやWEB上で行い、またGoogleドライブ等でデータを共有していることもあり、それなりに上手く運用できるのではないかと感じていた。

 そこで、どのノートPCが必要かと考えた時に真っ先に浮かんだのはChromebookだった。
ご存知の方も多いかと思うが、AndroidベースのChromeOSを利用したノートPCで、「基本的にインターネットに繋がっていないと色々作業ができない」という印象を持たれている端末だ。
印象通りインターネットに繋がっていないとクラウドやサイトにはアクセスできないが、今はテザリングもできるし、Wi-Fiスポットの無い所を探すほうが大変なくらいどこにいてもインターネットに繋げることができる。
 なぜこれを選んだかというと、先程も述べたようにGoogleドライブでのデータ共有や、サイトにログインして行う作業が多いため、例えばMicrosoft Officeなどのソフトを使わなくても特段問題はない。
一覧で管理する場合などはスプレッドシートを使えばいいし、資料を作成する場合はGoogleスライドやGoogleドキュメントを使えばOK。
「MYTHEL」でやる仕事の9割はこれで出来る。

  次にコスト。
WindowsPCやMacに比べて圧倒的に価格が安い。
スペックにもよるけれど、大体3〜9万円で購入できる。
そもそもWEB上で仕事をするのだからCPUはそこまで関係無いかもしれないが、Core i5を搭載してるものだって10万円を切る。

 そして、ボクが約1年ほど使って、今のところ大きな問題もなく仕事が出来ている、という経験に基づいてでもある。

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実際に使ってみてどうか

 ボクがやっている『No3.代行』という仕事は様々な企業のサポートをする仕事だ。
内容は多岐に渡り、PCで出来る仕事も多く有る。
なにより、「チームでやる」ということを大切にしているため情報共有は必須。
となれば、当たり前のようにクラウドやチャットを使う。使い倒す。
自分のPCにデータを保存して、それを呼び出して編集して、他の人にメールで送って・・・などという時間がかかることをやっていたのではなかなか前に進まない。
ボクが編集したものを他の人が開いてもすぐに見られる、もしくは一緒に編集できる、くらいのスピード感が必要だ。
なので、起業してどのPCで仕事をしていこうかな?と考えてた時に、
Windows?
Mac?
と悩んだが、上記の理由と、ここは試しに!という期待値も込めてChromebookにしてみた。

 当初、少し使い方に戸惑うこともあったけれど、そんなものは3日くらいで慣れてしまった。
とにかく立ち上がりがめちゃくちゃ速い。開いたらすぐに仕事に入れる。
ネットに繋がっていれば連絡も取れるし情報も共有できる。
何ら問題はない。
特に、仕事をしている企業がクラウドサービスを利用しているためむしろ理想の形だった。
商社の㈱ダイト産業ではサイボウズOffice
旅行会社の㈱リトルコンシェルではkintone
自社ではGoogleドライブ
他のソフトやバックグラウンドでの処理に引っ張られることもなくサクサク動く。

 もちろん良いことだけではなく、困ったこともあった。
いくらGoogleスプレッドシートやスライドがエクセルやパワーポイントと互換があると言っても、字体やデータが変わってしまうこともある。
お客さまからメールが送られて、それを編集して返さなければならない時にフォームが崩れてしまってはまずい。
一応、Microsoft OfficeをWEB上で使えるサイトもあるが、使い方は限定的。
ましてやマクロを使ったり編集したり、さらに高度なことはChromebookでは難しい。
イラストレーターなどChromeOSに入れることのできないソフトもある。
行政や自治体に出す書類、銀行のネットバンクなどを利用する場合は、IEじゃないといけなかったり、OSがWindowsやMacでないと機能してくれないものもある。
おそらくChromebookを使った時の悩みはこんなところだろう。

リモートデスクトップという使い方

 皆さんはリモートデスクトップというものをご存知だろうか。
ITに詳しい人なら「なんだそんな簡単なこと」と思われるかもしれないが、まだまだ知らない人も沢山いるんですよ、本当に。
これは、インターネット経由で、別のパソコンを動かしちゃえってやつですね。
たまに、PCのサポートなどでTeamViewerを使って遠隔操作してもらう時があったりしますが、あれ。
セキュリティを考えるとVPNが良いけれど、構築するのは結構大変。
リモートデスクトップは簡単に設定できるし、これを使えば上記の悩みもまったく問題ない。
最近のWindowsにはリモートデスクトップが最初から使えるOSもある。GoogleChromeなら、無料で「Chromeリモートデスクトップ」という機能をダウンロードでき遠隔操作が可能。
ボクの場合、当初は自分のオフィスに1台、京都の会社に1台、WindowsのPCが置いてあった。
それにインターネット経由で繋げればMicrosoft Officeも使えるし、IEを使うこともできる。
もちろん、大手企業などはセキュリティの面から難しい場合もあると思う。
それでも、中小企業やフリーランスの方などはこれを使わない手はない。
動きは?と言えば、ネット環境が整っていればアクセス先のPCのスペックに依存する。
ちなみにボクは現在、遠隔で4台のPCへアクセスできるようになっている。
それぞれ用途によって使い分けている。

Macがカッコイイのは分かる

 結論、WindowsのデスクトップかノートPCを1台保有していれば、ガンガン動き回るのはChromebookで良いと思う。
というか、Chromebookが良いと思う。
一度、Chromebookが不良で動かなくなったことがあったが、データはすべてGoogleドライブと他のPCにあるため、何も困らなかった。
実はここが1番重要。
仮に故障したとしても、他にもPCがあれば全く同じことを始めることができる。

 新しくPCを購入する時に、特に若い世代の人たちがこぞってMacを買っている。
カフェでもMac bookが開かれている光景を良く目にする。
ただ、本当にMacが必要か。
もちろん、動画編集やイラスト編集、画像編集はMacがやりやすいことも事実。
ボクの家にもiMacが1台ある。
そういった仕事をしている人は多くなったし必要となるケースもある。
それでもPC本来の機能をしっかり使えている人なんてそうはいない。
ボクもしかりだ。

 Macがかっこいいのは分かる。
Appleのブランド力もすごい。
良いものを使っていれば気持ちも高揚し仕事も捗る。
それでも、仕事はやはり、コストとパフォーマンスのバランスにある。
特に起業するならコストとリスク回避をまず考える。
であるならば、リモートワークにはChromebookという選択肢をもっと全面に押し出してもいいと思う。

 もうすぐギガスクールも始まる。
ギガスクールではChromebookを採用する学校も多いみたいだ。
子どもたちは当たり前のようにクラウドを使いこなすだろう。
ボクらも置いていかれないようにしないといけない。

 ちなみにMacを使うな!ということでは決してないです。
ボクの個人利用はiMac、iPhone、AirPodsを使うApple信者です。


GOING MY WAY.

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