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パラレルリライアンスという考え方

 みなさんチームワークしてますか?
No.3代行を事業としてやっているthree.Tのウエツです。
ボクはパラレルワークという仕事柄、さまざまなチームで活動しています。
仕事だから・・・という理由もありますが、元々ボクの持っている「様々な依存先をつくっておく」という考え方にも基づいています。
この「様々な依存先をつくっておくってなに?」というお話。

世界はひとつじゃない

 ボクたちの住んでいる世界はひとつだけれど、人それぞれ生活があり活動していて、それぞれの世界を生きている
今の世の中、情報がじぶんに最適化し過ぎていて、じぶんの生活に集中していると周りが見えなくなり視野が狭くなる。
それはボクも例外じゃない。
だからこそいろいろな情報に触れるようにしているし、たくさんの人と話すようにしている。
幸い、コロナ禍でもオンラインという手段が主流になり遠くにいても繋がることができる。
そういう機会が得られれば、他の人が話すことをしっかり聞いてそれについてどう思うかを考えたりする。
そんな時間がボクにとってはとても大切。

 だからといって、ひとつの世界に入り込んでしまうことが悪いとは思わない。
ひとつのことに集中し、それを突き詰めていくためにはそういう部分も必要になるだろう。
より深く深く追求していけばその道のプロになれるし、唯一の存在にもなり得るかもしれない。
 ただ、ひとつの世界に入り込むことのリスクもある。
その世界が仮に、何かの拍子で世の中に対し必要性が薄くなったとする。
すると、じぶんの拠り所がなくなり、まるでじぶんの存在も薄まってしまったかのように感じることがある。
他には、その世界にじぶんと性分が合わない人が参加してきて居心地が悪くなったとする。
するとその世界にはあまりいたくないなぁと思い始め、これまたじぶんの必要性を考えてしまいがちだ。

ボクのオススメは、いろいろな世界で活動すること。
人はそれぞれの世界を生きているけれど、ひとりで生きているということはほとんどない。というか生きられないと言っても過言ではない。
人数の大小はあれど、なにかしらのチームやらコミュニティやらの活動になっていて、それが小さな世界になっている。
その世界にどんどん入っていき、それぞれの距離感で生きたらいい。
所属しなくったっていい。

ここは良い!と思ったらどっぷり浸かって
楽しいけど疲れる!と思ったらときどき参加して
活動は好きだけど人はあんまり…と思ったら活動だけして
そんな色んな距離感があっていいと思う。
これは生きるという活動すべてに言える。だから仕事も。

仕事の距離感についてはこちらで

パラレルリライアンス「並行依存」

 Twitterはあまり見る方じゃないけれど、前向きになれたりライフハック的なものもあったりするのでたまに流し見する。
そんな中にこんな投稿があった。

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メンタルを安定させたければ依存先をたくさん作れ。
仕事、家族、友人、恋愛、趣味、推し活、ネコなど。
で、これらの依存先を独立した世界と考えろ。
どれか一つでも好調ならその世界に集中すれば幸せだ。
どれか不調でも別の世界に依存すれば耐えられる。
同時に色んなゲームをやってるぐらいの感覚でOK。

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なんとまあ文章力のある投稿だこと。
140文字でこれを書ける文章力にまず脱帽。
そして全力で共感。
会社の後輩ともこの件で昼から語れちゃうほど。

 昔からいろいろなことに興味を持っていたボクは、社会人になってからは「多趣味こそが幸福!」と思っていた。
間違いではないかもしれないが、やはりひとつのことを突き詰めるのも幸せなはずなのに、じぶんも学生時代にひとつのことにかなりのパワーを注いでいたはずなのに、本気で思っていた。
それを紐解くと本質は『パラレルリライアンス(並行依存)』なのに、どうしていいかわからないから趣味を多くするという手法を取っていたように思う。
けれども、気がつけば友人は増え、交友関係の年齢幅も大きくなり、じぶんの家族もある。
ありがたいことに勝手にボクの世界は増えている。
実は今の仕事もこの要素がある。
さまざまなところで、それぞれの距離感で関わっていく。
その世界ごとにボクのできることできないことを判断し、必要とあらばどんどん挑戦していく。
時には上手くいかないこともある、時にはしんどいときこともある。
それでもそこ以外の世界では上手くいっている、面白くて没頭している、なんてことはよくある。

仕事をゲームというのは失礼かもしれないけれど、それくらいの気持ちで臨んだ方がいいパフォーマンスが出せたりする。
何にせよ、ひとつの世界で上手くいかずにずっと考え込んでしまうよりはよっぽど健全だ。

こどもたちにこそパラレルリライアンスを

 本当に一番言いたいのはこれ。
さまざまな制約があって、じぶんでコミュニティやチームに入ることが難しいのはこどもたち。
どうしても親の活動や行動範囲の中でしか動けない。
とりわけ「家族と学校」くらいのコミュニティになってしまう。
まだまだ心が未発達なこどもたちは、仲間に入れなかったり追い出されたり特別扱いされたりすることもある。
そんなとききっと、大人より衝撃を受けてしまうのは間違いない。
ぼくは世界で必要とされていないんだ
大げさではなくこんな風に考えてしまうこどもたちもいるはず。
だからボクは、じぶんのこどもたちに常々言っている。

「イヤだと思ったら距離を取れ。キミの世界はそこだけじゃない」

ボクがしてあげられるのは
家族はいつでも依存できる場所にしてあげること
なるだけ多くの依存先と経験をつくってあげること

なんと言われようとこれだけは譲れません!!笑


GOING MY WAY.

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