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楽屋で、幕の内。

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福岡のライター4人が楽屋でワイワイ話すように好きなことを自由におしゃべりします。いろんなおかずが入った幕の内弁当のようになるかな。
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『ザリガニの鳴くところ』を読んで

 ディーリア・オーウェンズ著『ザリガニの鳴くところ』を読みました。 ようやくザリガニ仲間…

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『ガラスの50代』を読んで

年齢なんて気にしていないと頭では思っていても、実際はどうやら違うようです。というか、どち…

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ボクらは『貧困強制社会』を生きている を読んで

藤田和恵さんのご著書で、東洋経済オンラインの連載記事をまとめたものとのこと。貧困経験者の…

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『コロナ後を生きる逆転戦略 縮小ニッポンで勝つための30カ条 』を読んで

いったん新型コロナウイルスが落ち着いてこっち、新聞を開けば縮小の文字ばかりが目についてあ…

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エドワード・ケアリー著 『飢渇の人』

『飢渇(きかつ)の人』はイギリス生まれで現在はアメリカで活躍する作家による短編集である。…

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書棚を買うつもりだったのに

新しい書棚を入れるのよと、人に会うごとに自慢げに話してから随分経った。今の書棚が満杯にな…

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『プロミシング・ヤング・ウーマン』を観て

親友を傷つけた昔の同級生を断罪し、復讐をする物語。元医大生で現在はカフェ店員の主人公をキャリー・マリガンが演じます。彼女といえば『わたしを離さないで』『未来を花束にして』といった社会性のある映画が印象深いところ。聞いたところによると脚本を吟味して出演作を選ぶことで知られているそうです。そうと聞いたらますます放っておけませんよね。 映画は最初から度肝を抜かれます。キャリー・マリガン演じるキャシーは夜な夜なバーに繰り出し、泥酔したふりをして男性を罠にかけます。男に罰をあたえるの

7月某日

昨夜はジャーナリストの江川紹子さんとノンフィクションライターの石戸諭さんの対談を視聴した…

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7月某日

運転免許証の更新に行く。1時間ほどの講習を受けた。運転は決して上手といえない身分なので、…

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7月某日

子どもが2歳ぐらいの頃。先生との連絡ツールであるお帳面にこう書かれた。「靴を揃えていまし…

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7月某日

扇風機を買いました。デザイン性と機能性に優れたあのカッコいいの、と言いたいところだけど、…

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7月某日

昨夜、布団に入ると子どもから「生まれてきたときどうだった?」と尋ねられた。産んだときの話…

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7月某日

川沿いのいつもの散歩道を行くと、ちょっと前までたくさんの花をつけていたツツジがしょんぼり…

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6月某日

梅雨という言葉を聞いてから随分経つけれど、雨らしい雨が降らない。田植えを終えたばかりの田んぼは大丈夫なのだろうか。大きめの入稿を終えて、ほっとひと息の今日、夕方の散歩が終わって自宅に帰ると玄関に、かたつむりのような形状で、うごめくも茶色の何かが転がっていた。虫博士の子どもの出番である。「たぶん、蝉。抜け殻に似てるもん」。地べたに転がっていたので、今土から出てきてこれから木に上るところなのだろうか、それとも木から落ちたのか。あるお宅で蝉が殻から出てくるのを何度も見ている子どもの