最初のおうちでの生活が1月末あたりにスタート。 ちょうどその頃、日本から別送品として送った自分の生活用品が届く頃だった。 なかなか来ないな~と思っていたら、見事にZollamt(税関)に引っかかっていた。 ドイツ語もそんなにできない、土地勘もあまりない私がRingbahn(ベルリン鉄道の環状線)の下あたりにある税関まで荷物を取りに行ったという出来事は相当苦労したはずなのに、それまでの経緯を全く覚えていない。 ・・・人は都合の悪いことはすぐに忘れる動物なんだな。 しかし、
友人宅での束の間の滞在を終え、1ヶ月半住まわせてもらうべく移り住んだのが、ベルリンの中心部にあるRosa-Luxemburg-Platzという区域だった。 友人からあまり詳しい情報を聞いていなかったが、後々分かったのはそのおうちに住んでいるのがインドネシア人とオランダ人のご夫婦でかなり富裕層だったということ。 どこののらねこかも分からないような面識のない日本人にいきなりおうちを丸々貸し与えてくれたのだから、相当肝が据わっている。(もちろん友人の紹介なのでそこらへんの信用はあ
2015年1月21日。 大きな期待と大きな不安、ついでに大きな荷物を抱えて私は出国した。 渡独はかれこれ、これで4回目。 乗り換えも入国審査も慣れたもんかと思いきや、毎回必ず不安になる。 このときの入国審査はなおさら。 なぜなら、この日からドイツに住むことになっていたからだ。 とは言うものの空港での記憶が残っていないということは、スムーズに審査は終了し問題なく最終目的地までたどり着いたのだろう。 ワーキングホリデーのような短期滞在者向けの物件は当時もそんなに多くなく(
新たなチャレンジとして、ブログ的なものを始めようと思います<m(__)m> ドイツ滞在時を中心にしばらくランダム投稿続きます! 興味ある方は是非お付き合い頂ければ、継続の励みになります^^
こんばんは、愛犬・愛猫の一生を共に見つめるパートナー、トナリノの野原です。 今回はティアハイムベルリン勤務経験を踏まえて、私が日本の動物福祉の課題(今回は愛玩動物の中の犬猫に関して)として見ている点を挙げてみたいと思います。 人と動物は異なる生き物 まずもって、「日本は動物の数が多すぎる」とか「殺処分場があるからダメだ」とかそういう問題とは別に、動物好き動物嫌いに関係なく、各々が私たち人間と動物は異種動物であるという意識を持たねばならないと、私は強く感じています。 当
こんにちは!愛犬・愛猫の一生を共に見つめるパートナー、トナリノの野原です。 今回はティアハイムベルリンを退職するまでのこと、感じたことを振り返ってみます。 施設見学やボラだけでは見えない問題点 アルバイトとはいえど職員になって初めて見えてきたこと。 それは残業の問題です。 ティアハイムベルリンの運営はほぼ全て寄付から成り立っています(一部公的機関からの業務委託金あり)。 しかし従業員は従業員。ボランティアではないのできちんと雇用契約があります。 残業が発生すれば当然残
こんにちは!愛犬・愛猫の一生を共に見つめるパートナー、トナリノの野原です。 今回はティアハイムベルリンでの譲渡や、残念ですがそこから派生しているであろう問題をピックアップします。 ※2018年の時点で書いた私見です。現状は既にだいぶ変わっているかもしれません。 大まかな譲渡の流れ まずはティアハイムベルリン(特に猫セクション)の大まかな譲渡の流れを説明します。 (※猫以外のセクション譲渡については実際に見ていないのであしからず) まず職員が里親希望者と話をし、どのよう
こんにちは!愛犬・愛猫の一生を共に見つめるパートナー、トナリノの野原です。 今日はボランティアから職員になった課程を少しご紹介しますね。 ティアハイムベルリンで飼育員として働くには ティアハイムベルリンでボランティアを行っていくうちに、気がつけばティアハイムベルリンのユニフォームに憧れを抱くようになっていきました。 きっと一緒に働く職員の人柄もあったのだと思います。 私が専属でボランティアをしたSchillow HausⅡの常駐職員は非常にプロ意識が高く、動物のことを
こんにちは!愛犬・愛猫の一生を共に見つめるパートナー、トナリノの野原です。 私は大学生~社会人3年目まで、関西を中心に動物保護団体のボランティア、動物愛護センターの見学、勉強会・セミナー参加等を通して当時の日本の動物保護事情について独学で学んでいました(その翌年ドイツへ)。 それを通して自分なりに現状と課題を考え、動物を取り巻く環境、意識改革の必要性と難しさを感じました。 そういった経験を踏まえ、私がティアハイムベルリンでボランティア、アルバイトをしたときに印象的だったこ
こんにちは!愛犬・愛猫の一生を共に見つめるパートナー、トナリノの野原です。 前回の続きでティアハイムベルリンの体験談、今回は結構気になっている方が多い、ドイツ語や英語の必要性について、自分なりの意見をまとめてみました。 ドイツ語は必須? 「ティアハイムでボランティアをしてみたい!そのためにドイツに行ってみたい!」という日本人の方々のお話をよく伺います。 その中でもよく聞かれるのが、 「ドイツ語はどのくらい必要ですか?」 「ドイツ語話せなくてもできますか?」 という質問
こんにちは!愛犬・愛猫の一生を共に見つめるパートナー、トナリノの野原です。 私は2015年~2017年の間にドイツのベルリンに滞在し、複数の動物保護施設でのボランティアを経て、ティアハイムベルリンの非常勤飼育員(猫セクション)として働きました。 部署経験は1か所のみ、期間も半年ほどでしたが、ボランティアではなく正規職員としての日本人採用は初めてだと、当時の飼育担当の代表はおっしゃっていました。 ドイツで動物自然療法というペットケア分野の専門学校を卒業した経験から、現在は動