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公共の場所と音

はじめまして。ただの大学生です。

Yahooニュースをよく閲覧します。
それも、政治とか経済とかではないやつを。
今日は以下の記事が気になりました。

なんと難しい問題なのでしょう。

小学校での自分の体験を思い出しました。

教室にオルガンが置いてあって、休み時間は自由に弾いてよいものでした。
私は休み時間、よく『メアリーポピンズ』とか『こそあどの森の物語』シリーズとか読んでいました(懐かし!)。

小学生がオルガンで奏でる無邪気な音は、読書の妨げになる……と思った先生が、オルガン少女達をたしなめたことが、一度ありまして。

オルガン少女たちは全然悪くないのに……と思ったけれど、なんとも言えずしょんぼりした思い出があります。
その後は図書室に行くようになりました。

公共の空間になると、突然、「音」は非常に難しい存在になる。

ピアノの音自体は不快じゃないのに、下手な演奏は耳障り、悲しい演奏は耳障り、いつまでも続く演奏は耳障り。

耳障り🟰うるさい
となってしまう。

不思議な現象です。

色んな人が通る道では、ひとつの音に色々な反応を示す人がいて、それを考慮しないと、公共的な振る舞いとは言えません。

しかし、他の人の感じ方なんて、わからないものです。そんなもの手に取るようにわかったら、逆に怖いし。

だから初めから音をださないようにしよう。

となると今度は、「豊か」ではない感じがします。

ストリートピアノがある事で芽生える「豊か」な街を守るには、どうすれば良いのでしょう。

下手な人は弾かないで、なんてルールは作れないでしょう。「下手」ってどのくらい? となるし、自由さがないし。

つまるところ、不文律の「気遣い」ってやつを、弾く人も聴く人もやるしかないのですよね。

それで尚、神経に障るなら、まあ仕方ないと割り切れるのかなと思います。

ストリートピアノが、「うるさい」と言われて撤去されるのは悲しい……。
私はピアノ弾けないけれど。

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