鈴木篤司(アツシ)

「独立した個人 自立した市民が創発する」社会をめざすワークショップデザイナー(但し現在…

鈴木篤司(アツシ)

「独立した個人 自立した市民が創発する」社会をめざすワークショップデザイナー(但し現在育児優先) PBLやダイアローグなどを用いて、これまで4,000人以上の『動機ある若者』への変容を支援しています。

マガジン

  • 「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくっています

    『「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくっています』シリーズのマガジンです。

最近の記事

「複雑な問題を複雑なまま」向き合う、「対話」(対話が求められる背景、を考える)

イントロダクション 「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくっています、シリーズの9回目です。 前回から、ソシャり場!で行っている「対話」について、お伝えしています。 前回は、対話とは何か、と、なぜ対話のコミュニティを運営しているのか、を取り上げました。 今回は、対話が求められる背景をお伝えしてみたいと思います。 まず、とてもいいテキストがnoteにもあるので、そちらをご紹介。 人類進化の歴史と相関させつつ、対話の必要性を納得感ある筆致で表現されています。 一方で、アカ

    • 311、あの時 ”「何も出来なかった」ことに痛みを抱えた大学生" だったみなさんへ

      はじめに 「あれから10年」 わかってはいますが、今年に入ってからこのフレーズが目に、耳に否が応でも入ってきて、居心地の悪さを感じるというか、何かから突き上げられるような感覚がありました。 同時に、僕だからこそ届けられるものもあるはず、つまり、311当時大学生で、「何も出来なかった」ことに痛みを抱えている人が、もしかしたらいるのかも知れない、 そんな想いからこのnoteを書いています。 簡単に自分のことを書いておきます 311直後から現地に復興ボランティアとして何度か足を運

      • 対話とは、「わかり合えなさ」に気づくこと?

        イントロダクション「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくっています、シリーズの8回目です。 前回まで3回に渡って、対話の場、「ソシャり場!」の運営メンバー「世話(焼き)人」についてお伝えしてきました。 今回からは、ソシャり場!で行っている「対話」というものについて、何回かに渡ってお伝えしてみたいと思います。 まずは 「対話」とは何か、と、 なぜ「対話」のコミュニティを運営しているのか、 から。 対話とは「新しい関係性を構築する継続的な相互作用のプロセス」対話とは何

        • 自分ではない誰か、のために生きる「世話(焼き)人」

          イントロダクション「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくっています、シリーズの7回目です。 前々回(5回目)から、対話コミュニティ、ソシャり場!の大学生の運営メンバー、「世話(焼き)人」についてお伝えしています。 (「世話(焼き)人」が書いているnoteも是非!) 前回は、"「オーケストラ」から「ジャズ」へ。「分業」から「全体性」へ。"という話をお伝えしました. では、なぜその様な組織になるのでしょう? その答えは、「世話(焼き)人」との1 on 1の中から見つかりまし

        「複雑な問題を複雑なまま」向き合う、「対話」(対話が求められる背景、を考える)

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        • 「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくっています
          9本

        記事

          「オーケストラ」から「ジャズ」へ。「分業」から「全体性」へ。

          イントロダクション「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくっています、シリーズの6回目です。 前回から、ソシャり場!の運営メンバー「世話(焼き)人」についてお伝えしています。 前回は、なぜ「世話(焼き)人」という機能を実装したのか? そして、「世話(焼き)人」が「実験の場」をつくる「実験」をするにあたって、いかに「安心・安全」を担保するか、をお伝えしました。 今回は、「世話(焼き)人」について、「組織」という切り口からお伝えします。 迫られた「アンラーニング」これまで、

          「オーケストラ」から「ジャズ」へ。「分業」から「全体性」へ。

          「実験の場」をつくる「実験」。居場所、という成果。

          イントロダクション 「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくっています、シリーズの5回目です。 ほぼ、大学生の「世話(焼き)人」のチカラだけで、半年間・11回も続いているオンラインの対話の場、ソシャり場!。 これまで、自身の運営するNPOにも何人もの大学生をインターンとして受け入れてきましたが、ここまで自律的・継続的に運営できた事業やプロジェクトはありませんでした。 正直、どんな魔法をつかってるの?と思います。 そんな、ソシャり場!の魔法使い、「世話(焼き)人」について

          「実験の場」をつくる「実験」。居場所、という成果。

          こだわったのは「つくりこまないこと」

          イントロダクション 「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくっています、シリーズの4回目です。 前回は、Discordの感動を分かち合いたくて30度くらい脇道にそれたので、実質的な3回目ですね。 2回目では、あるインターンシップに参加した大学生が 「継続して学び続ける」 「成長し続ける」 ために、 「お互いが会い続ける『機会』をつくる」 アクションを起こしたが、学生のニーズは、 「もっとアルムナイ(同じインターンプログラムの修了者)のメンバー同士で話したい!」 だ

          こだわったのは「つくりこまないこと」

          Discordで「部室」の様なオンラインコミュニティをつくりはじめてみる

          イントロダクション「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくっています、シリーズの3回目、として前回の続きを書こうかな、と思っていたのですが、先週から使い始めたDiscord のワクワクとその可能性を共有したくて、先にこのnoteを書くことにしました。 と言っても、使い始めてまだ賞味3時間くらいなので、あくまで 「ちょうどこれから使ってみようかなと思っていた」 「ゲームやる人用のものなんでしょ?」 「Discordって何?美味しいの?」(←ちょっと前の僕です) みたいなステータス

          Discordで「部室」の様なオンラインコミュニティをつくりはじめてみる

          壮大なる勘違いから産まれた「ソシャり場!」

          イントロダクション「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくっています、シリーズの2回目です。 第一回目は色々説明が足りないな〜、と思いつつも、1秒でも早くアウトプットすることを目的として(正しくは、推敲しているうちに時間を消費して「明日にしよ!」ってならない様に)エイヤ!って書いたので、すこし「そもそも」のはなしを書いてみます。 「ソシャり場!」とは何か? はい、この説明が決定的に足りていないですね。 これは一言でいうと・・・ まだ定義できていません(笑) いや

          壮大なる勘違いから産まれた「ソシャり場!」

          「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくるプロセスを伝えはじめます

          はじめまして。 「動機ある若者」への変容を、ワークショップやPBL等を通して支援する事業を行うNPOの代表をしている、鈴木篤司(アツシと呼ばれることが多い)です。 これから主に大学生や高校生、そして彼らの学びや成長に関わる方々に向けて、いくつかのテーマでnoteを書いていきますので、よろしくお願いします。 まずは、大学生を中心とした『「対話」コミュニティ』づくりの話から。 このコミュニティは、二人の友人たちと僕とで2020年の7月に立ち上げ、 隔週でオンラインでの「対話

          「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくるプロセスを伝えはじめます