就活体験記① 大学3年の秋〜4年の4月ごろ

私は大学3年が終わる時点で単位は卒論以外全て完了しており、早く就活を終えて海外での長期ステイを計画していた。しかし結局なかなか決まらず結局内定が出たのは6月の初めであった。

私が就活を始めたのは割と早くて3年生の秋頃だった。グローバルに興味があったのと、早く内定が欲しかったのが理由で選考時期の早い外資系企業から受け始めた。ある外資系企業の選考は、落ちても何度でも受けられる選考だったため、何度も挑戦し、計3回も受けた。そのほかにも名前の通った外資系企業はメーカーを中心に多くの会社にエントリーした。時期で言うと具体的には3年の11月ごろから4年になる2月、そして4月ごろまでである。選考を受けながら自己分析、ES、webテスト対策などを並行して行っていた。しかし残念ながら外資系企業の内定にはたどり着けなかった。

敗因は複数ある。1つ目は外資系とはいえ、意外と私の想像していたグローバルとは違うということだ。外資系はあくまでも海外企業の日本支社であり、海外出張の機会などはあまりないとのことだった。私は実際に海外に出張したり、駐在したりしたかったので、ミスマッチとなったのである。
2つ目の理由は、もし入社できたとしてもやりたいことが明確に思い描けなかったことである。
志望度が高かったのは飲料系メーカーや消費財メーカーだったが、実現したいことを語ることができなかった。その後国内のITメーカーを受けることになるのだが、その時は実現したいことなどを熱弁することができたので、今思えば興味の対象が少し違ったのだと思う。

以上の理由で外資系企業に内定することはできなかったが、選考を受けたことにより得られたものは大きかった。選考の一環として独自のプログラムを受けたことで、自分の中で、与えられた課題に対するアプローチや、答えを出すまでの一連の流れや考え方を確立することができ、のちにグループディスカッションを制することに繋がったのだ。そして巨大なオフィスビルにて面接を繰り返し行うことで面接慣れすることもできた。この後受けた企業の面接待合で、緊張を見せず落ち着いて堂々と振る舞えたため、好印象を与えることができたとも思う。

次に方向性を変えて、日本企業でグローバルに働ける会社を探すことにした。3月になると就活情報が解禁となり、各企業で説明会が始まったので、多くの説明会に参加し、業種や分野を絞り込むことにした。グローバルの可能性があり、かつ自分の興味あるビジネスと言う観点で商社とメーカーまで絞り込んだが、説明会を通してさらにメーカー1本に絞ることにした。メーカーといってもかなり広い範囲で様々なメーカーがある。ここから私の就活生活は、日本企業に挑み続ける毎日となる。

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