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前提とゴールの確認

前提:あなたの写真(作品)におけるコンセプトについての話

ゴール:写真におけるコンセプトが何かと持つことのメリットがわかる


写真におけるコンセプトの正体

 結論から言ってしまうと

写真におけるコンセプトとは 

「あなたの写真では何を大切にしていますか?」

の一点だけです。

さらに言えば、その「大切にしたいこと」の優先順位はついていますか?

ということです。

写真というのは基本的には 撮る時・レタッチというの大きく2つの行動の結果です。準備の段階から撮る時までで大切にしていることレタッチの時に大切にしていることが顕在化・無意識で様々あるかと思いますがあるはずです。

撮る時で考えれば

・全体的に明るい、可愛い女の子の写真にしたいです!
・この銘柄のフィルムが好きだからこのフィルムで撮った写真にしたい
・曇りや雨じゃなくて 晴れた朝の時間帯に撮った写真にしたい

レタッチならば

・落ち着いたトーンの写真にしたい
・輪郭がはっきりしている写真にしたい
・何か夢の中のようなぼやけた感じにしたい

などなどあなたが大切にしたいことがそこあります。そしてそれは複数あると思うのでその大切にしたい事柄の優先順位がとても大切になります。 

「コンセプト」の辞書的意味

コンセプトとは…定義:概念(がいねん)
コンセプト(英: concept)とは、
物事の総括的・概括的な意味のこと。(wikiより)
広告などにおいては全体に流れる一貫した考え方など

正直調べても何?って感じです。(個人的感想です)
一つだけ言えることは全ての土台となる考え ということです。


コンセプトが役に立つ場面

じゃあこの「コンセプト」があるとどんな時に役に立つのでしょうか。大きく3つあります。

1、相手(外部)に伝える時

何かをお願いしたいとき必ず相手がいます。そこに明文化されたコンセプトがあると判断しやすくなります。作品コンセプトは○○で活動していて是非今回のモデルをお願いしたいです!など提案しより適切な判断がしやすくなります。

2、自分自身とチーム内(内部)での説明の場合

例えばチームで動いている時に コンセプトは○○という前提のもとに話を進めていけば足並みも揃い理解も深まります。特に重要な点としては言葉にできるってことは自分の中で客観的に整理された状態であるということです。また、A案B案での選択に迷った時に、これはコンセプトにあっている、あっていないなどの警察的な役割を果たしてくれます。

3、第三者に伝える時 展示・発表など

コンセプトは遠方の展示などで自分が直接説明できない時の代理人に役割を果たします。そしてあなたの行動の軸になるものです。


コンセプトとテーマの違い

混同しやすいワードとして テーマがあります。

大きな違いはコンセプトはあなたが大切にしたいことテーマは あなたが中心として扱いたい「物・人・モチーフ」などです。例えばコンセプト「儚さ」、テーマ りんご のようにその人のコンセプトでテーマの対象を表現するというイメージです。コンセプトが違えば 同じテーマでも表現の結果が変わります。

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コンセプト確立のためにあなたが行うこと

答えはとてもシンプルです。

たくさんの作品を見ましょう。そしてその作品の何が好きかを考えてみましょう。深く考えずに直感的に最初に目に留まったところにポイントがあります。気になったポイントというのはいずれかになるはずです。

1、あなたが好きだと感じているところ

2、あなたが嫌い、もしくは改善したいと考えているところ

前者はシンプルですがここで大切なはさらに深掘りして何故好きなのか?を考えてみることです。そしてそれを言語化することです。

後者は実は反対側を見ればいいのです。嫌いの反対に好きがある。そして改善したいと思っている先に理想があるということです。

もう一つ、何が好きかわからないって時です。この時はまず感覚が戻るまでお休みすることをお勧めします。

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そして、「人間は何も与えられていない状況では、何も生み出せない」です。

ある程度の情報の蓄積がないと次を生み出せない生き物です。コンセプトとはあなたが何を大切にしたいかの1点だけです。色んな経験と沢山の情報の中から自身のフィルターを通して感じてきたものの中にそれは紛れているのでしっかりと抽出する作業が必要となるのです。そしてこの抽象化して示せる状態にしてあることが大切です。

まとめ

・写真における「コンセプト」とは 
 あなたが写真で表現する時に「何を大切にしたいか」
・大切にしたことの優先順位はついているか
・抽象化してわかりやすく伝える
・好きな項目とその理由を考えてみる


本日はここまで。。。です。
ブランディングフォトグラファーのThom Yoshida でした。


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